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[ほんのきもちです] 記事数:479

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成人の日に

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今日は成人の日。
ワタシの住む水戸市では、昨日が市の主催する成人式だった。


芸術館に集う新成人を目にし、まず思ったのは
ーーー着物姿の女子、その白い襟巻きはあった方がいいの?

豪華な着物と一世一代の髪型の間を埋める、モフモフした白い物体。
振り袖用のファーやダウンのショールのことである。
中には茶色っぽいのや黒を選んでる子もいるだろうが、いずれにしろ、見たところ着用率100%である。

ファーのショールに恨みはないが、でも何だか存在感が大きすぎて……。
「愛犬ポチを巻いてきちゃった、ウフ!」もしくは「職業マタギですから!」って感じで、何よりもショールが目立って目がそこに行ってしまうのはワタシだけ?

いえいえ、一生一度の晴れの日にケチをつける気なんてさらさらないんです。ほんとに素朴な疑問なんです。ワタシだけ?って。
せっかくのおめかしなのに、何ともいかついシルエットがもったいなくて。例えば絹のショールとか、もう少し細身の襟巻きとか、もっとエレガントな防寒グッズにならないものかしら。

でもね、美容院、良い時間に予約が取れなかった人は夜中の2時ですって。長時間の慣れない出で立ち、さぞかし疲れたことでしょう。お疲れさま。

                 *

男子の方はというと、黒いスーツか羽織袴に二分されているようだ。
成人式が終わった後、白地に金?派手な紋付袴にサングラス、エグザイルのアツシみたいな髪型で、カブリオレの高そうなクルマをギャギャーンと運転してる姿を目撃。二十歳でしょ?そのクルマは誰が買ったの?

きらきらピンクの羽織に袴、ボンバーヘッドにニットのターバン、ド派手な羽織を着てカラダを揺らし、 HIP HOP なノリで歩いている集団もいる。

ブフフフ。一見して笑う。すごく楽しそうだし、かわいい。
でも、何かが違う気がするの。端から見てると幼稚さばかりが感じられる。

「おとなになったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」ための成人式のはずなのに。

                  *

もちろん皆が皆、幼稚だとは思っていない。同じような晴れ着を着てるからといって、ちょっとふざけた格好をしてるからと言って、中身まで同じではないこと、ふざけた人ばかりでないことは百も承知。
若くても物事深く考えてる人、強い決意を胸に秘めている人、志の高い人は、たくさんいるはずだ。この日を一つの節目と考えて、気持ちを引き締めている人もいることだろう。

今日という日、そんな新成人の皆さんにどんな言葉をかけたらいいだろう。考えたけれど、伝えたいことがたくさんありすぎて、うまくまとまらない。とにかく、あなたたたちを見た子供が「早く大人になりたい」と思うような、カッコいい大人になってほしい。そして日本という国が、もっと成熟していきますように。

そんなことを思いながら新聞を繰っていると、あったあった、今年もありました。
サントリーの新聞広告。

ここ何年か成人の日には、作家の伊集院静氏が新成人へ向けたメッセージを語るかたちで、サントリーが新聞広告を出している。
さすがです。いいこと言ってます。
今年のタイトルは「世界を見よう。真実を知ろう。」是非ご一読を。

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» Tags:成人の日, 成人式, 伊集院静,

Trackback(0) Comments(4) by Yamepi|2009-01-12 15:03

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