家の外で子どもたちに花火をさせていたとき
「毎日毎日こんなに暑くて、元気なのはゴキブリくらいだね」と牛ママが言った。
「昨日出たんですよ、うちに!」と。
*ワタシはゴキブリどあ一いっっっっきらい!である。フルネーム書くのも気色悪 いので、以下「ゴキ」と標記させていただきます。
うちのアパート、夏になると1、2回は大きなゴキがどこからか飛んで来て目撃されるのだが、ありがたいことに家の中で繁殖するという茶羽タイプはいないのである。これからも気持ちよく暮らすためには、建物内繁殖は絶対阻止しなければならない。たとえうちにいなくても隣にいれば同じこと、なので
「食べもの出しっぱなしにしないでね!食べこぼしすぐに片付けてよ!茶羽が出たらワタシ速攻出ていくからね!」と、近所の奥様にとっちゃ痛くも痒くもない脅し文句で檄を飛ばしていた。
余談だが、テレビで「大奥」をやってた頃、もしもアパートの奥様連中でキャスティングするなら…を考えたWさんのご主人まこちゃんによれば、浅野ゆう子の役はワタシなんだそうである。きっと陰ではお局とか言われてるのね。
そんなこんなの立ち話を、家から出て来た◯とがさえぎった。
「ママ、どうしよう、うちの中にゴキがいるかも…」
「ええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
早速家に入ってみると、、、居た!でっかい飛ぶヤツ。
許せん!!!
しかし手も足も出ないワタシ。雪の日のチワワのように可愛くぷるぷる震えるしかなす術がない。すぐさま外にいるSちゃんと牛ママに助けを求めた。
「Yamepiさん、ガムテープ、ガムテープ、ビーッと長めに切って」とSちゃん。
「はいぃ!」あたふたしてもたもたするワタシはガムテープを切ろうとするたびに失敗してだんごにしてしまう。こんなことじゃ逃げられちゃうわ。
するとSちゃん、ゴキに向かってびしっと人差し突きつけて「待ってろ!」と、気迫を込めてひと声吠えた。不思議ですが、これ、効くんです。殺虫剤取りに行くくらいの間は動かずに待っているそうです。
50センチほどの長さに切ったガムテープの端を持ち、真ん中あたりを待ってろと言われて待ってたゴキの背中にピトッとくっつけた。更に隠れきれない部分をおおうためガムテープを上からもう一枚。今度は牛ママが逃げないようにしっかり粘着させて、ゴキごとテープを巻き取った。Sちゃんが丸めたブツをビニール袋に入れてしっかり口をしばり、牛ママが水で濡らしたティッシュで現場を清めてくれた。
すんばらしいファインプレイ!ナイスチームワーク!これなら金メダル確実よ!
ピードンドンドンパ〜フ〜パ〜フ〜♪チアガール役のワタシは狂喜乱舞である。
「ああ〜助かったわ〜、ほんとにありがとう!」
偉大なるミッションを終えて去って行く勇者二人、その後ろ姿はまるで映画「アルマゲドン」でスペースシャトルに乗り込むハリーとロックハウンドのようにスローモーションだ。
ありがとう、ありがとう、これぞご近所の底力、遠くの親戚より近くの他人てこのことね、などと思ってる矢先、Sちゃんと牛ママったら玄関先で振り返り、
「一生恩に着せますよ」と肩越しにニヤリと笑った。
んーーーーーー、、、そうきたか。
それにしても各家庭、ゴキ退治の方法は千差万別なのね。
どなたかなるべく手を汚さず、そしてグロくなく、スマートに対処できる秘策をお持ちの方がいらしたら是非!伝授してくださいませ。
*見てくださってありがとう一日一ポチお願いします*
Trackback(0) Comments(5) by Yamepi|2008-08-12 15:03
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