「水戸の酒蔵が造った梅酒が今年の梅酒日本一に輝いた」という情報がずっと頭の隅にあった。計らずも昨日その酒蔵に行くことになり、1本仕入れてきた。
日本一の栄冠に輝いた梅酒がこれ、明利酒類の「梅香 百年梅酒」である。
「日本一と言ったって、今年でまだたった2回目の大会なんでしょ?んなもん大した自慢になるのかいな」と腹のなかで黒ヤメピが毒づいた。
「じゃあどんな選考方法だったか調べてみましょうよ」と背中に羽、頭には輪っかのついた白ヤメピ。
調べた結果は以下の通り。
*今年で第2回目となる天満天神梅酒大会が、2008年3月3日〜9日の1週間、 大阪天満宮で開催。前回を上回る124銘柄がエントリー。5800票に及ぶ一 般投票(人気投票)で選ばれた14銘柄が最終審査に。シニアソムリエを始めと したプロのブラインド審査で優勝が決定しました。ーーーだそうである。
一般投票の時点では、百年梅酒は14銘柄中4位だった。エントリー数も一般票数もそこそこな数だと思うが、いかがなもんでしょ。さらにプロによるブラインド審査で1位に浮上したあたり、かなり期待できそう。
うちに帰り、夜、お店の方に勧められたとおりロックで飲んでみた。
美味しいっ!予想以上に美味しい!
まず、口に含んで広がる味と香りがゴージャスである。百年梅酒はブランデーとハチミツで仕込まれているそうだ。うちにある10年物のホワイトリカー&氷砂糖で仕込んだものよりも、ずっと味に厚みと華やかさがあるように感じる。馥郁として豊かな味である。音楽で例えるなら、重層な低音部に支えられ、やや甘めだが決してくどくはない華やかな主旋律が踊り、上層部でピッコロのように梅の爽やかさがいきいきと跳ねている感じ。
飲んだ後味もすきっとして気分が良い。
いいねぇ〜、これ。
720mlで1500円也。迷わずワタシのおつかい物リストにランクインである。
昨日明利酒類を訪れた際、店の奥にある梅酒の蔵を見せていただいた。高さ4mはありそうな大きな円筒形のタンクがずらり奥まで並んでいる。今現在35本ほどのタンクに梅酒が仕込まれているそうだ。梅の実は1年経ったら取り出し、その後4年位寝かせ、熟成した5年ものを商品に出しているという。百年梅酒の名前の由来は、偕楽園の古木は百年を超えている、という辺りからきているらしい。
昨日までの涼しさとはうってかわって、今日はまた暑くなった。途切れることのない蝉の声の必死さが更に熱気を上げている。お盆前の暑さとは確実に質がかわってきているけれど、まだまだ冷たい食べ物が欲しくなる。アイス買って来て補充しとかなきゃ、なんてぼんやり思ってたら、良いこと考えついちゃった!
かき氷のシロップ代わりに百年梅酒ってどうよ!あら、絶対合うって!
早速大昔に1000いくらで買ったペンちゃん印のかき氷マシンをセット。ほんと毎夏毎夏のハードユースにもへこたれず、よく働くわ。偉いぞペンちゃん。
健気なペンちゃんのおかげで、こんなんできました。
一つは我が家の定番、みぞれシロップ抹茶。さっぱりして美味しいんですの。
グラスの方は初めての試み梅酒かき氷。かなりい〜んでないの〜!
昼間なもんでほんの一口味見しかできなかったけど、さっぱりですっきりで、でも味わい深くて、とっても気に入ってしまいましたわ。夜また作って食べよぅっと。これぞ夜のかき氷。オトナのかき氷。
・・・あれ?何だかウナギパイも食べたくなってきた。
Trackback(0) Comments(4) by Yamepi|2008-08-20 17:05
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