昨日、県内のフリースクールで
学外の調理教室を行ってきました。
メニューは
簡単にできるおやつということで
学園でとれたジャガイモを使った「簡単お焼き」
いろいろ野菜&果物の「手作りジュース」
の2品です。
昨年から継続でやらせていただいていて同じ顔ぶれの子も。
嬉しい!!
いつもの食育講座は大体が小学生くらいまで、
もしくはその保護者ということで大人が対象ということが多いのですが
今回は小学生から高校生までの10人での参加。
ある意味、とっても新鮮で楽しく講座ができました!
時間が1時間半しかないということで
挨拶もそこそこに早速調理開始。
レシピ説明ではジャガイモお焼きは
楕円形か円形に成形して焼く、と言ったのですが
ある班がクッキーの型抜きを持ち出してきて
型を抜き始めました。
すかさず私が「わあ~、かわいい!!
何も言ってないのに型を抜くなんて、
すごい発想力あるね~」
というと付添いのスタッフさんが
「そうやってプラスに取ってくださる方だといいんですけどね~」
と一言。
そこでハッとしました。
この依頼元はフリースクール。
もしかしたら全員でなくてもこの中には
「先生の言うことをちゃんと聞いて
皆と同じことをしなければならない」
ことを苦痛に感じてこのフリースクールに来た子もいるかもしれない。
と思ったのです。
何を隠そう、この私も小さい頃は
「みんなとおなじことをしなければならない」
ことを苦痛に感じていた一人。
なのに「みんなと同じようにして目立たないようにしていた」私。
そして20歳前後で爆発し
様々なことをしていろんな方に迷惑をかけたり。。。ははは。
もちろん、大人になるにつれ、団体行動も増え、
社会的に非常識になるようなことはできなくなってきて
無謀なことはしなくなりましたけど。(笑)
でも、自由な発想や想像力ができる小さいうちは
せめてその能力をつぶさないように育てていけたらいいのにな、
と思いました。
そのためには周りの大人はこのフリースクールのスタッフさんのように
我慢や忍耐が必要かもしれませんけど。
(あ、スタッフさんが「我慢してます」っていってたわけじゃないんですが)
その発想力や想像力を認めてくれるという安心感や自信から
団体行動をしなくちゃ、とか話を聞くようになったりする、、、
という順番ではいけないかしらね。
まあ、自由なだけにジュースのレシピは
<アボカド、オレンジ、セロリ>がベースだったのですが
「え~、アボカドやだぁ」
「セロリ無理~」
といって全部の分量をちゃんと入れて作ったのはたった2人だったという結末。
中には「オレンジだけでいい」とただの絞りたて生ジュースになっている子も。
まあ、全部入れて飲んだ子たちが「全部入れても美味しい!」と言ってくれたのが
救いでした~。
とにかく、楽しい講座でよかったです♪
Trackback(0) Comments(2) by スイミー|2012-10-02 15:03
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