台風が去った日。ベランダの窓をあけたら金木犀のにおいがした。
風がゴーゴー強いからどこからか運ばれてきたのかな。
金木犀のにおいがする、今の季節が一番好きです。
昨日の台風の影響で、
私の職場の大学は結局全講義が休講になった。
授業がないと私の仕事はとても楽になる。
楽になるけどやることはあり、仕事がなくても22時までは帰れない。
でもなんだかアットホームな一日だった。
学生がこないから学内にあるパン屋さんから
売れ残りのパンをたくさんいただいた。
また、息子さんがパン屋さんの先生からパンをたくさんいただいた。
まさにパン日和!
同僚といただいたパンをカウンターに並べてみたら
数が多いので偽パン屋さんみたいになった。
ということで夜ごはんはパンに決定。
普段忙しすぎて話すことができない話も同僚のお姉さんと
ゆっくり話す。とても気が合うお姉さんです。
普段先生の出入りが激しい私の職場は
同僚のお姉さんと二人になると急に嘘みたいに静まり返る。
夜の仕事ということとキッチンのような一角があるせいか
一緒にここに二人で住んでいるような錯覚に陥ることがたまにある。
私がまとめていた資料に書きかけでおわっている文章があって、
何を書こうとしていたのか読み返しても思い出せず。
「たぶん先生に呼ばれて中断しちゃったんだよね、」とか。
そういう小さなことがとてもおかしくて笑った。
別の部署の同僚が私の職場に食べ物を買いにきた。
私の職場(偽家)は自販機もあり、パンやお菓子も買えるのです。
甘いパンしかなかったので残念がっているから、
いただいたパンを広げてメロンパン以外ならどうぞって言ってみた。
(メロンパンは譲れなかった私、)
でも選んだパンには少し私に対する遠慮が感じられて、
100円払うとか言ってみたりして。優しいなぁと思う。
また別の同僚がやってきて、旅行の写真を見せてくれた。
そのときに買ったばかりのお菓子をあけて「どうぞ」とか。
話の合間にちょっと褒めてくれたり、
先に帰る先生が「帰れないの大変だね」と声をかけてくれたり。
そんな小さな愛情で気持ちがいっぱいになった。
最近図書館で借りた本に書いてあった。
少しでも返してくれたその気持ちに感謝しなさいと。
それが自分のイメージしていたものと違っても、
そこにはその人なりに返してくれた愛情がある。
自分がつらかったり大変だったり、自分中心に考えがち。
でもみんなが自分の世界で自分と向き合っているから、
そういう気持ちでとらえると少し余裕を持てる気がした。
帰り道、のら猫のしまちゃんは
見知らぬお兄さんの膝の上に乗っかってなでなでされていた。
人も動物も、愛情をもらってそのお返しをしていたりする、
そんな小さな夜の光景。
この数日、朝起きることができなかったので
無理をしないでお昼頃までごろごろしていた。
起きてからいつもお昼ごはんと職場に持っていくお弁当を作る。
久しぶりに肉じゃがを作った。じゃがいもがホクホクでいい感じ。
自分のためにおいしいごはんを作ってあげるのも
秋の楽しみかもしれない。
休日は母が送ってくれた栗で、栗ごはんを作る予定です。
Trackback(0) Comments(7) by マリサ|2009-10-09 13:01
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