あけましておめでとうございます。
みなさま、元気に新年を迎えられましたでしょうか。
今年も舞台の裏にオモテに、質の高い仕事を目指して
取り組んでいこうと思います。
そう、量より質です。
しかしその前に~~~!!
正月3日間、たぶん過去20年以上の間ではじめて、
演劇から離れ、仕事から離れ、まったく違うフィールドで活躍する人たちと
時間を共有した体験を、レポートします。
まさに正月は、人生初!がつづく年明けでした。
夫の故郷である鹿児島に家族で向かったのです!
鹿児島行きについては
前々から仲間内で話題にしており
友人からも、同僚からも、かんじゅく座の座員からも
さんざん忠告を浴びていました。
どんな忠告って・・・・?
「鹿児島?!封建的だから、エプロンもっていきな」
「嫁は奴隷だから、エプロン持って行ったほうがいいよ」
「エプロンより、割烹着がいいかな」
「何もしなくてもいいから、エプロンはつけてなさいよ」
・・・と、とにかくエプロン、エプロン、というのです。
産まれてこのかた、家事の時にエプロンなんてしたことのない私。
エプロンをするのは、公演で物販するときに、
釣銭を入れるところがないから、ポケット付きのエプロンをつけるくらいです。
(そもそも、私は日常で家事をする時間というのがほとんどないのです。
ついでに洗う、ついでに干す、ついでに作る、
ついでに縫う、ついでに掃く・・・・という具合)
さて、そこまで言うなら、
いっそのこと、家からエプロンつけていこうかとも思いましたが
とりあえず、貰い物のエプロンをカバンに入れて鹿児島入りしました。
どこまで封建的なのか、どこまで奴隷になるのか、びくびくしながら・・・・。
さて、重い荷物を携えて到着し、
玄関で出迎えてくれたのは・・・・
この門松、義理の父の力作です!!
そして軒先のツバメの巣。
庭へ行くと・・・・
鶏が5羽いました。
ああ、なんてかわいい!
すると義弟が「〆て、夜には刺身になる」というので、
その場で帰ろうかと思いましたが
まだ小さいから殺さない、ということで
私も食卓を囲むことができました・・・・。
でもって、何かが干してあるのでみてみると・・・・
これが、よく送ってくれる
手作りの干しシイタケ。
あとから近所を散策した時に、シイタケができているところを初めて観ました。
椎の木に穴をあけて、菌を入れて作るからシイタケなんだそうで
そんなことさえ知らなかった自分、
今年はもう少し、生活の根幹を見つめたいと思いました。
振り返れば抜けるような青空が
大きく広がります。
この空が、夜になると
みたことないほどの量の星で覆いつくされます。
はっきりくっきり、星が瞬いているのを観たのは、
これまた初めての経験でした。
このような景色を
わかっているのかいないのか、息子が凝視していました。
なにか、感じているのでしょうか・・・
彼なりにきっと、感じて考えているのだと思いますが
毎年、こんな素晴らしい景色を見せてあげられるなら
正月のバカ高い航空運賃も、もったいなくないな、と・・・、
(これは、帰路の感想です)
たまたま九州に赴任中の、妹(腹違いです)と合流。
車で夫の実家まで駆けつけてくれて、短い時間ですが
一緒に過ごすことができました。
彼女も私も親戚がすくなく、
兄弟の多い正月というのを体験したことがありません。
疎遠ながらも、こんな再開も貴重な時間でした。
妹に、はじめて息子を抱いてもらいました。
初々しい抱き方が、いかにも25歳です。
で、いよいよ!
噂の家族親族大集合の現場へ!!!!!
総勢39名です。
「どこの家にも入りきらないから・・・」
と、な~~んと、ホテルの宴会場。
あいさつの嵐、お年玉の嵐、
まさに、0歳から91歳まで結集です。
集合写真を撮ろう!というだけで、この騒ぎ。
個性豊かな明るい親族たちに
43歳初産をほめてもらって、私も(息子も?)
胸張って、高齢出産レポートをさせていただきました。
義父、義母のはからいで、こうして親族のみなさんに、息子をお披露目でき
感謝感謝です。
息子との出会いを心待ちにしていてくれた91歳の曾爺さんに抱かれる姿は、
感無量でした。
(許可をもらっていないので、全体写真は、ここでは控えます)
果たして、「封建的」ときいていた鹿児島大親族集合宴会は
いじめ、嫁いびり、奴隷、などということは一切なく
快適にたのしく、過ごさせてもらいました。
夫も私も、お互いに、生涯でいちばんいい正月だったと
語らいながらの帰路になりました。
これは、息子にとってもその通りでしょう。
私は子供のころから、正月が重荷でした。
父が酔っぱらい、母が不機嫌になり、姉は食べ物の好き嫌いが顕著で
家族で集うことは苦痛でした。
どうしたら、自分の息子に、家族、親族との素敵な年明けを過ごさせてあげられるか、
それは、私のひそかな挑戦でした。
が、挑戦するもなにも、こうして招き入れてもらったところには、
笑の絶えないあたたかい環境がありました。
この3日間に、加えてもらえたことを感謝し
今年も頑張れると思います。
そして、私が誰かを幸せな気持ちにできる作品を創ってゆきたいです。
作品と言えば・・・・
心配なのは、
そうです、台本です。
例年なら、正月に書いている新作。
今日は、書きまくるぞ~~~~~~~!!
(こんなブログを読んだら、座員たちは真っ青になって心配すると思いますが
大丈夫です、かきますからね!!!ちゃんと!!!!!)
というわけで、みなさま、今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
今年も妥協なく、楽しく、演劇に燃えます!よ!
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2017-01-04 07:07
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)