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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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飼い猫の思い

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動物のためと思っていることが、ほんとうに動物のためなのか・・・
これは最近よく考えることです。
今日は、我が家の少年猫、2匹が、生後7か月になったので、
ついに去勢手術しました。
過去にも飼い犬に去勢させた経験がありますが、こればかりは
必要と思っていても、ぎりぎりまで迷いがありました。

犬や猫を飼っている人にとって、去勢や避妊は当然だと思いますが、
なんというのでしょうね、
自然に抗うことが、なんとなく嫌だというか・・・

私は飼い犬の声帯をとってしまう手術や、
爪をとってしまう手術に、非常に抵抗があります。
そこまでして飼いたいの?!
そこまで人間がやっちゃって、虐待じゃないの?!
みたいな気持ちがあるわけです。

でも、考えてみれば去勢だって・・・・・

で、私に踏ん切りをつけさせた理由付けは
「犬や猫はね、性欲を抑えるのが、人間の何十倍もつらいんだよ。
子供をつくらせないなら、去勢しないとね。それが猫のため。」

そうですよね、そうなんですよね・・・・・
しかし、同時に去勢手術が終わった時の雄猫たちの心の叫びも
聞こえてくるような気がします。
「あ、ねえよ!なんてこった!どこだ?おれの・・・・くぅ~~やしぃ・・・」
「おれもだ!くそっ!かってなことしやがって!」
そんな葛藤一人芝居を繰り返しながら、ついに、今日を迎えたわけです。
麻酔に備えて前の晩から絶食。
同居する二匹&一人も、「食べ物の匂いをさせたらかわいそうだから」という理由で
一緒に絶食。(私は夜勤先でしっかり朝ご飯を食べました。ごめんね。)

さて、明けで帰宅し、二匹を動物病院に連れて行こうとすると
只ならぬ空気を察知したのか
聞いたことのないような切ない声で、二匹が鳴くのです。
みゃぁ~~~みゃぁ~~~~~
心を鬼にしてキャリーに入れて、病院へ連れてゆきました。
二匹で7キロ。
重みを心に刻みながら、
「帰りは、あれの分だけ軽いのかな」なんて、思ったりしてるうちに到着。

約半日、二匹は入院し、夕方にお迎えに行ったときは若干おとなしくなっていました。
とったものを見せてくださったので、
拝んで、
さよならして、
そろって帰宅しました。

ながい1日でした。

とっちゃったもんは、もう戻すことはできませんが
ねこらは、いま、どう思っているんだろうと、
思いを巡らせています。

思えば子供のころ、命の大切さや重さを最初に身をもって教えてくれたのは
動物でした。
そんな動物の声、いつなったら聞くことができるのでしょう。

ポラン、春、今日はゆっくり休んでね・・・

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Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2015-12-07 18:06

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