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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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努力の向こうに

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出張公演「ねこら!!2015」のための稽古を続けています。
2011年のリメイクですが、歌以外はすべて違うストーリーなので
初演のようなものです。
とうぜん、稽古はみっちりとすることになります。
本公演でもないのに延長稽古、臨時稽古で
そろそろ座員も疲れてきたかなと持ったら、
夜、結構遅い時間に座員の一人からお電話が・・・

「****の場面、どうやったらいいのかと思って・・・」

まあ、こんな遅い時間まで、ちゃんと考えているんですねえ。
彼女はひごろ、あまりガツガツやるタイプではなく
皆の後からゆっくりついていくタイプ。
稽古中もゆるゆると、最低ラインをこなしているという感じだったので
まさか、稽古以外の時間に芝居のことを考えているとは思わず
びっくりしてしまいました。

こうやって悩んだことが、本番のあとに充実感というプレゼントになることを
願っています。
演技の悩みなどは、傍から見れば、自己満足的な悩みにすぎません。
それでも、時間をかけたことにはそれなりの見返りがほしいものです。

いま、横浜では「みじゅく座」が初舞台に向けて稽古をしています。
いやぁ、ビギナーだらけというのが、
こんなに大変なんだと、
かんじゅく座の9年前を思い出しながら苦笑しています。
それでも先日「みじゅく座」の責任者の方から
「今度の稽古のあとで、自主稽古をすることにしました」というメールが入ったのです。
よし!その調子!

自主稽古がかならずしもいいとは言えないのですが
それでも、みんなが時間をやりくりしていること、
同じ目標に向かって、まとまろうとしていることの
表れだと思いました。

どちらのチームも、本番まであと1か月を切りました。
きもちのよい達成感を味わってもらいたいので
私も必死です。
最後はお客様の反応できまります。
きっと、できると信じて、努力をつづける・・・・
できることはそれだけです。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2015-10-04 00:12

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