ダンスは苦手で・・・・
かんじゅく座にあたらしいダンスの先生、ゆかちゃんを迎えて
自己紹介の時にみんながいったのは
そろって「苦手」でした。
この世代の謙遜癖もあるとは思いますが
それと同時にダンスという体の「表現」を
「できる」「できない」という基準にひっかけて考えているのだなと
思いました。
実は、初めての先生のレッスンで、みんな楽しみで、
でも少し緊張していました。
前日に、持ち物についてのメールを送ると
「ドキドキします。。。」という返信がいくつも。
いいじゃないですか!どきどき!若い証拠ね!!
そして翌日(昨日)、ゆかちゃんレッスンはスタートしたのです。
私は見学。
前半、ゆるゆるとした体の解放から始まり
だんだんと五感を目覚めさせてゆく・・・
ここまでは、いままでもいろいろな先生のレッスンで
やってきたかもしれないけれど
心の開き方って、講師の声にもずいぶん関係するのだなと
我が身を振り返って反省するところもありました。
そして後半は、振付です。
歌の歌詞を聞きながら、いくつかの通過点を通って
自由に動いてゆく・・・
こういう「自由にやってみる」には、戸惑ってしまう人もいますが
昨日はみんな、男性も女性も、ずいぶん自由に動き回っていました。
こうなると、
もうダンスは「できる」「できない」という基準では考えられない。
個々の内なるものを目覚めさせる、そんな時間となりました。
2組に分かれて踊った後で、自然と拍手が沸き起こったのは
それぞれの表現を、お互いが美しいと感じたからじゃないでしょうか・・・
しかし、ゆかちゃんは、野放しにもしません。
(ここがいいところ!)
演技するうえで大事なこと、
役者が体で覚えていなければならないこと、
周囲への意識の広げ方、
稽古で演出家と共有すべきこと・・・などなど、
非常にわかりやすく、説明しながら進めてくださいました。
私はゆかちゃん先生の過去を、書面上でしか知らないのですが
ここまでに、彼女なりに模索し、積み上げてきたものに対して
今も謙虚に考え続けている方なのだなと感じました。
「謙虚」。
最初に書いた謙虚癖の「謙虚」とはちがいます。
なんというのでしょうね、
吉永小百合さま的に言えば「一生、生徒」ということでしょうか。
自分を過信しない、でも、欲に対しては正直に行動すべきではないかと
いろいろなことを考えさせられた、レッスンでした。
皆で踊った、眠れない夜の物語・・・・
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-10-08 07:07
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