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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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できないが、できるにかわるまで

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公演前、いまが、一番たいへんなとき。
1日1歩、3日で3歩なんて絶対に進まない。
どころか、1日で3歩下がることも・・・・。
シニア劇団は日々、体力と記憶力と、忍耐力の戦いだ。

それでも、時にミラクルが起きる。

今回もそれは起きた。
一言もセリフが覚えられなくなってしまった方が、
突然、水を得た魚のように生き生きと演じることがある。
これ、いったい何が原因なのかはわからないけれど
つまり、1度できなかったからと言って、
あきらめてはいけないのだということだと思う。

残念ながらその逆もあって、いままで、難なくこなしていた方が
とつぜん混乱に陥ることがある。
これも、原因はさまざまに絡み合っている。

でも、できなかったことができるようになるのは、
決して偶然ではない。
大切なのは具体的に処理をすることのような気がする。
役者は、人間の表現だから、
気持ちを考えたり、動機を探ったりするのだけど、
それらの感情を漠然と空想するのではなく、
なぜ、そう感じるようになったのか、具体的に考える方のほうが
出口は早く見つけられるようなきがする。
それが、役者って、やっぱり技術職なんだなと感じるゆえん。

かんじゅく座公演まで、あと2週間を切って、
ここからが、ラストスパート!
ひとつでも、ふたつでも、
「できない」が「できる」に変わるといいな。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2014-04-24 00:12

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