8歳くらいからポップスにめざめ、15歳くらいまでは
「歩くヤンソン」というほどに歌謡曲を歌え、
「女梨本」と言われたことはないまでも、ほぼ故・梨本さん並みに
芸能界ネタに精通していたワタクシは、
毎日、擦り切れるほどのカセットテープでJポップをきいておりました。
なによりも好きだったのは、自分で編集したカセットテープを作ることで、
雑誌から切り抜いた写真をインデックスカードにしたり、
レタリングでタイトルを書いたりと、
オリジナルつくりに精を出していました。
そうしてたまったカセットテープは、小さ目の段ボールに5箱以上になって
引っ越しのたびに、私を煩わせました。
その、カセットテープの9割近くを、このたび処分しました。
ほんとうは、1本1本聞いてから・・・とおもいましたが、
そんなことしていたら1年たってしまいそうなので
「えいやっ!」とばかりに、
ケースはプラゴミへ、カセットは燃えるゴミへ
きちんと分別して処分しました。
私の10代を彩った思い出のカセットテープ、ああ無情・・・
これも、俗にいう断舎利になるのでしょうか。
普段は捨てることが嫌いで、細く長く、いつまでも使っている
自称「もったいない&物持ちよい子」なのですが、
このカセットテープを捨てたら、押し入れにすっと風が通り
ちょっとすっきりした心持です。
それでも、捨てられなかったカセットテープの一部は
・ウエストサイドストーリーをダビングしたもの
・中島みゆきさんの、いいとこどり
・誕生日に友人が作ってくれたMIXテープ
・アメリカにホームステイしたときに買ったビートルズのカセット
・10代の時大好きだった杉山清貴&オメガトライブ
もうヒッチャカメッチャカですが、
これくらいはいいかなと、取っておくことにしました。
音楽は、当時の自分を強烈に思い出させます。
記憶に残っているのは、やはり「歌詞」なんですね。
なぜ、中島みゆきの「遍路」がすきだったのか・・・・
中学生の聞く歌詞じゃない感じがしますが
大好きでした。
最近は、歌詞のない曲を聴くことが多くなりました。
ほんとうは、私の心にそぐう詞の歌を見つけたいのですが
複雑になってしまったのでしょうか、なかなか見つかりません。
久々に「遍路」をくちずさみ、
ああ、やはりこれが好きだなと思いました。
桜散る春の断片・・・・
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2014-04-04 00:12
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