演劇人のためのバリアフリー講座

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

私が10年あまり前から取り組んでいる、
劇場のバリアフリーサービス。
古き良き劇場に、味のある小劇場に、
障害を持ったお客様がいらっしゃったとき、
アタフタしてしまうことがあるのではないでしょうか。
また、視覚や聴覚に障害のある方にも、芝居を楽しんでもらうには、
どのようなサポートや準備が必要なのでしょうか。
演劇大好きな障害者の方々のお話も伺いながら、
参加者の皆さんと、一緒に考えてゆく時間にしたいと思います。

「演劇人のためのバリアフリー講座」（全2回）

街は、道も駅も、さまざまな公共施設も、バリアフリー化が進んでいます。同様に劇場も、スロープやエレベーターなど、障害者のための設備が充実してきています。でも、はたして私たちの心のバリアフリー化は、進んでいるでしょうか？
この講座では、劇場に障害者の方がいらっしゃった時の対応や、どのように演劇作品を楽しんでいただくことができるかを、当事者、介助者（ヘルパー）も交えて話し合ってゆきます。

第１回目　２月２０日（木）１９時～２０時半
◎障害者の生活　◎劇場までの道のり　◎障害者割引について
◎車いすについて　◎視覚障害者と盲導犬について
◎心のバリアフリーとは？ ◎座談会（参加者の皆さんと経験談を話し合います）
ゲスト：天野亨さん＆クラウス（オペラ歌手・全盲＆盲導犬）

第２回目　３月２０日（木）１９時～２０時半
◎視覚障害者への対応　◎音声ガイドつき上演とは？
◎聴覚障害者への対応　◎手話通訳つき上演とは？
◎予約をとるときに必要な情報　◎座談会
◎さまざまなサービス（点訳・スロープ貸出・手話通訳者）
ゲスト：菊地祐子さん（視覚障害者・弱視）

※どちらかの回で、観劇支援のＮＰＯ法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークの方にも
お越しいただき、手話通訳を通して、体験談や提案を伺う予定です。

対象：演劇制作の関係者、劇場のバリアフリーサービスに興味のある方。
参加費：各１０００円（どちらか１回でも参加可能です。）
場所：猫の寄り道スタジオ（新宿区荒木町１３　ＨＡＮＴ四谷・地下１階）
最寄駅：丸の内線四谷三丁目駅　または　都営新宿線曙橋駅
　　　　　
企画：鯨エマ
　役者・劇作演出家。海千山千主宰。ＮＰＯ法人シニア演劇ネットワーク理事長。演劇のかたわら障害者の
ヘルパーを１３年間つづけている。劇団銅鑼の公演では視覚障害者用音声ガイドを担当。

参加お申込み（なるべく前日までにご予約下さい）
電話090-8083-6888またはＦＡＸ03-6908-6117

制作：制作ユニットTEAM＃BISCO
主催：鯨エンターテイメント

沢山のご参加、お待ちしております！