「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

広がる世界、はなれる友人

前にも書きました通り
かんじゅく座の５月公演のネタは労働組合です。
某鉄道会社の駅売店従業員でつくられた労働組合がモチーフになっています。
その執行委員長の方が、稽古場に来て、私たちにいろいろと話を聞かせてくださいました。
かんじゅく座世代は、労働組合に加入することが、比較的当たり前だった世代です。
それぞれが、自分の体験と重ね合わせながら、貴重な話を聞いていたようです。

さて、
私がバイト先の仲間と労働組合を立ち上げてからもうすぐ１年が経とうとしています。

いろいろあった割には、遅々として進まない印象がありますが、
私のような１バイト人と違って、毎日矢面に立つ正規職員の苦労を思うと、
やはりこの１年は長かったなと思います。

わたし自身、労組を通じて公私ともに大きな広がりを感じました。
職場での私の悩みが、職場全体の悩みにかわったのと同様に
一つの社会問題は、あらゆる問題につながっていることを感じました。
自分の環境について、知らな過ぎたことを自覚した１年でした。

と同時に、感じている寂しさがあります。
なぜ、さまざまな集会に集まるのは
いつも同じ面々なのか。
これだけ、問題意識の強いすばらしい人たちがいるのに、
なぜ、これ以上に広がらないのか・・・
それを身をもって感じる出来事が、わたし自身にもありました。

原発のこと、特定秘密保護法案のこと、労働組合のこと、
話せば話すほど、従来の友人たちはひいていきます。
なるほどなあ、という気持ちは、
不思議とその反応が納得できるから。
私は子供のころから、いつも、集団になる女子たちの会話に
心のどこかで違和感を感じていたので、
こういう感覚は、今に始まったことではないのですが
じゃあ、私の価値観や、視点は、どうやって今に至ったのか・・・
それは、わかりません。

友人は大切です。
でもいまは、きれいなレストランでの同窓会に参加する時間があったら
そのぶん、デモに参加したいです。

本日の写真・・・
（今年は、写真を撮る習慣をつけて、ブログも写真付きに。
なるべく見た目にも面白くしたいと思います。）

全国一般南部の旗開きに参加しました。
オッサンばっかり。
若者と女子が少なすぎますね。
こんな世界に足突っ込むことになろうとは、
１年前には思ってませんでした。
人生の寄り道は、意外と本道につながる・・・・

とかいって、大勢の飲み会はやっぱり苦手な私、
２次会はお断りして帰ってきちゃたよん。

Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ｜2014-01-15 22:10