ことを始めるのは、意外と簡単です。
劇団でも、旗揚げ公演はたくさんあります。
でも、続けるのってまた違うエネルギーがいるもの。
継続している人こそ、
ほんとうに、そのことについて、情熱を持っているのだと
いろいろな状況で思います。
そのひとつ、首相官邸前のデモもそうです。
私が初めて参加したときは、もう芋を洗うような状態で
押しつぶされて死ぬんじゃないかと思うくらい
大盛り上がりでした。
車道にまでどんどんハミ出し、テレビのコメンテイターが
「60年安保の時以来・・・」といったくらい。
現在、そこからはだいぶ人数もすくなくなりました。
昨日は数百人程度でしょうか・・・
それでも、結構な人数の警官と、柵は変わらないのですが、
頑張って続けている人たちの表情には
蔭り、曇りはありません。
むしろ、9月14日をもって、再び、稼働原発ゼロになったことを喜び
あたらしいプラカードを持って、生き生きと参加している面々が目立ちました。
初老の女性が、水をもって、廻っていました。
叫び続けて声が枯れそうな人に水をふるまっているのです。
国会議事堂前駅の入り口がならぶ坂道の下のほうでは
3人の女性が、先頭に負けない勢いで太鼓をたたいていました。
先頭は、もちろん、いつもの女性です。
みな、彼女の頑張りに、励まされ、今日もここにたっているんだ、という感じがしました。
国民の声、被災者の叫びなど、全く無視して進められる政治、
多くの人が、「どうぜ、かわらない」とあきらめる中
こうして通いつづけるひとたちは、
同じ志のもと、お互いに励まし合って、立って声を出しています。
のどがかれて、声が出なくなってしまった人も思いは同じです。
続けてきた人に共通するシンパシイのようなもの・・・・
「継続は力なり」とはよく言ったものです。
つい最近、ある人から、
「私は仲間ってわからない、仲間ってなんですか」と言われました。
裏切られたり、傷ついた経験に、押しつぶされそうになったとき、
こういう気持ちになったのでしょう。
基本的に、人間はみんなひとりだと、私は思います。
でも、政治に裏切られ続けている私たちが
こうしてあきらめずに、努力したとき、
感じられる「仲間」「絆」もあります。
ほんとうに、人を幸せにする力というのは
努力に裏付けされたものなのではないかと
痛感した、金曜日の夜でした。
追記
・・・んなこといいながら、私は時間と体力の都合で
この日は写真を撮りまくっただけで帰宅したことを白状します。
来週はがんばりたい。
~本日のありがとう~
大事な日にお天気に恵まれた。
よかった、神様ありがとね。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2013-09-21 08:08
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