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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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稽古場つれづれ日記

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今回も、公演にむけての稽古の途中、3人が降板。
理由はいろいろ。
納得いくこともあれば、わけわからないものもある。

「降板」なんて、とんでもないことだと思っていたのは7年前まで。
かんじゅく座を始めたら、
「降板」が、当たり前の現象になってしまった。
よくないことではあるけれど、
アマチュア劇団って、そんなかんじなのです。

最初のころは、どうしよう、どうしよう、と騒いで
稽古場の廊下で嘆いていたものです。
そのとき、養成所時代にお世話になったM先生が通りかかりました。
「どうしたの?」「実は・・」みたいなはなしになると、
先生は
「途中でやめるような人は、ほっときなさいよ。」と、サラリ。
「え~~~!先生!他人事だと思って!」
とかいっていたものです。

あれから6年以上。
あのときのM先生の答えが当然になってしまった。
そりゃ、大変ですよ、後始末は。
しかし、去る者を追うエネルギーは、
新たな対策を練るエネルギーに変換すべきだと、
教えられました。
そんなわたしに、演劇仲間は「打たれ強くなったのね。」
などといってくれますが、
「打たれ強い」とは、なんでしょう・・・・。
いいことなんだか、損しているのか、よくわかりません。

でも、やりたいのに、やむを得ず降板した人、
ちゃんと話し合う姿勢を持ってくださった方には
また、次の舞台で思う存分楽しめるように、
チャンスを作りたいと思ってしまうのです。

ひとりひとり、性格も違い、年齢も違い、生活環境も違い、
様々な格差があります。
そのときの、私の気持ちの余裕も違います。
そんな複雑な事情を対処するには
シンプルに、これ!
「いまできるベストを尽くす」
がいちばんだと思うのです。

決して悪い方向にはいかない、という漠然とした希望を抱きつつ・・・
GO!GO!

~本日のありがとう~
おかげさまでかんじゅく座公演土日の昼公演が完売しました。
毎年、楽しみにしてくださっているみなさん、
ありがとうございます。

Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2013-04-14 10:10

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