「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

南アルプス公演レポート

かんじゅく座が、初めての旅公演をしました。
南アルプス市での、公演です。
私たちの公演を市民の方に見てもらい、
この町で、シニア劇団を立ち上げてもらおうというのが狙いです。

全員、前日に到着し、リハをしました。

朝１０時。
スタッフさんたちは仕込に一生懸命・・・

１４時ごろ、役者が塩崎駅に到着！

ここから車で劇場に向かいます。

リハーサルは１６時半から。
いままでやったことがない、半円形の舞台なので
斜め４５度方向の客席にも、お辞儀をする練習を・・・。

場当たり、ゲネを終えて、最後のダメ出しです。
これ、２１時くらいでしょうか・・・。
１年も上演し続けてもまだまだダメ出しは絶えません。
芝居は、１回１回かわる生もの。
社会も変わるし、演じ手もかわる、
その都度旋回までＯＫだったことを、再調整するのです。

そして次の日・・・。
朝の集合は１１時だったので、比較的ゆっくりと過ごすことができた、かな？
みんなでウォームアップ、はせい練習をしてから
昨日まで練習したことを再確認し、
開演時間まで楽屋で待機。

１３時の開場時間には、すでに地元の方はじめ、
遠方から来たシニア劇団の方も到着し、
ロビーはにぎわっていました。
（この様子の写真は、撮れていなくて残念！）
そして出演者Ｎちゃんのお母さん（９０歳！）と妹のＭちゃんも、
息子さんの運転する車で到着！
春の公演は見られなかったので、
この日は体調も整って、よかったね！

１３時半開演。
超満席・・・ではありませんでしたが、
子どもからお年寄りまでたくさんの方が約２００人、
来てくださいました。

芝居は滞りなく流れ、怪我もなく、
そう、無事に終わることがなにより、なのです。

私も今回は舞台挨拶をさせていただき、
そのあとアフタートークへ突入。
役者も一緒に、客席の皆さんとおしゃべりすること４０分、

いろいろ質問が飛び出したのは、
これからやってみたいと考えた南アルプス市の高齢者が、
興味を持ってくださったからでしょう。

１５時半から、各シニア劇団さんのための劇場下見。
舞台監督、照明、音響から詳しい説明を受け、
舞台裏や楽屋を見学しました。

そして、今回の目玉！
「シニア劇団座長会議」です。
大忙しの市長さんも、
ちょこっとしゃべりに来てくださいました。
自己紹介の後（この写真は、福井県ババーズの林さん。後ろ向きですみません。）

この会議では、昨年の全国大会の報告、反省から、
来年の大会について、みなさんの心配を解決する雨に、
交通のこと、旅費のこと、宿泊のことなど
話し合いました。
そして、きまった参加条件は４つ。
★劇団の全員が参加を希望している。
★仕込、上演、バラシ含めて２時間以内
★旅費宿泊費の自腹が出ても了解する。（いまのところ、片道分は援助できます）
★マスコミの取材には積極的に協力する。

昨年の反省を踏まえての、決定となりました。

もっと話したいこともあったのですが、
交流会という名の宴会の時間になってしまいました。

乾杯の音頭は青森県笑劇の福原さん。

２時間余りでしたが、かんじゅく座の座員も、座長さんたちも
よくしゃべり、よく飲んで
楽しいひと時でした。

翌朝・・・・
私は１２時から稽古だったので、
早朝にタクシーを呼んで甲府駅へ。
なんか、みたことあるな、とおもったら、この運ちゃん、

昨日客席に、いたぁ～～～っ！！
仕事で最後まで見ることができなかったそうですが
「来年は楽しみにしています！」と。
早くもお客さん、みつけました。

今回の公演の後、シニア劇団に入りたい！という応募用紙は
なんと！！
２０枚あつまったそうです。
とりあえず、出足好調ですね。
こちらの演出の方もほっとなさったことでしょう。

というわけで、２日間の南アルプス滞在。
これが、来年の全国大会へ、いい土台をつくってゆけるように、
このあとも、地道に頑張ります！

～本日のありがとう～
２日間、私が出演する舞台の稽古場にはご迷惑をおかけしました。
わがままを聞いていただきありがとうございました。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ｜2012-07-31 03:03