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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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シティライツ上映会

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今年も開催された、シテシライの映画上映会。
420人定員の、江戸東京博物館大ホールは
白杖を持った人と、その介助者で、ほぼ満席だった。

シティライツは、視覚障害者が晴眼者と一緒に
映画を楽しめるようにする環境を作る団体で、
この日も音声ガイドほか、駅からの誘導などたくさんのボランティアによって
まさに「環境つくり」が行われていた。
聴覚障害者のためにスクリーンもだされていた。

映画は「奇跡」。
昨年劇場公開された、是枝裕和監督の作品で
主役の小学生兄弟が、「奇跡」をおこしたくて大奮闘するという、
かわいくて、おかしくて、ほろっとさせられる作品。

上映後には監督とシティライツスタッフによるトークショーもあり、
作品の裏話だけではなく、
音声ガイドを付けるときの難しさや、
被災地で上映したときのことなど、
貴重なお話を聞くことができた。
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私たちは日常、視覚障害者と出会うことは、多くない。
白状を持っている人、盲導犬を連れている人が、
これだけたくさん集まっているのをみると、
世の中の「物」が、ほとんど晴眼者を対象に作られてることが
もったいないような気がしてくる。
安易な慈悲の気持ちではなく、
「ここにもお客さんがいるよ!」と言いたい気持ち。
ユニバーサルデザインにしたり、ちょっとした手助けをすることで
観たい、欲しい、買いたい、と、待っているお客さんの期待に応えられるのになあ、と思う。

とはいえ、自分で芝居の音声ガイドを作った時の感想を言うと、
やはり充分に対応できるものを作ること自体が難しい。
障害者の「観たい」に応えて作られたシテイライツ。
「一緒に見る」ということが実現できている。
彼らも、常に、試行錯誤を続けながら進んでいるのだと思う。
時代の変化や人間関係の流れに、柔軟に対応しながら
少しずつ輪が大きくなっている、見習いたい団体の一つ。

さて・・・・
最近は、夜な夜なラッキョウつくり・・・。
真っ白なラッキョウを、自己流のつけ汁に漬けます。
夏、元気がない時も、これで、シャキッと、いけます!
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~本日のありがとう~
上映会のお知らせを下さったAさま、ありがとうございました。

Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2012-06-25 10:10

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