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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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甘党の映画

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映画「山本五十六」をみにいく。
久々の渋谷・・・
「本日は混み合っておりますので」と受付のお姉さんが言っていたけど、
大した混みようではなかった。
最近は大きな映画館に行くとやたら椅子が美しくて
フワッフワしていて、
すぐに眠りに落ちてしまうのが困るのだが
ここ、渋谷東映は、ほどよく小汚く
映画館という雰囲気なのがうれしい。

戦争ものはなるべく見るようにしているのだが・・・

特に今回は、半藤一利さん監修ということ、
同じ事務所の役者が何人か出ていること、
招待券がゲットできたことなどかさなって、
意気揚々、エレベーターをあがった。

さて、役所さん演じられるところの、山本五十六、
超甘党ぶりを描いている部分が随所に。
水まんじゅうに白糖を山盛りかけて食べるところなんかは
みていて、こっちの歯が痛くなるくらい。

そうそうたるキャスティング、
海上にズラリと連なる軍艦、
特撮なのかCGなのか、素人の私には見分けがつかない戦闘、
知恵とお金をかけられたんだろうけど、
あまり心には残らず・・・・。
その理由はいろいろあるけれど、私が見ながらずっと気になっていたのは、
こういう映画を、この先だれが、どうやって創っていくのかということ。
伝える人がいなくなり、半藤さんのような「監修」してくださる方がいなくなったとき、
まだまだ日本の体験した戦争を伝えようとする人たちがいるのか、
それに、どれくらいエネルギーをかけられるのか、
それ以前に、現実を知らない人間には、「知らない」という負い目がある。

この負い目については何度かブログにも書いたけれど、
芝居で戦争を扱った時にも
少なからず躊躇というか、
「これでいいのかな?」という迷いがあった。
で、結局、それでもやることに意義を見出し、
数少ない体験者の言葉に耳を傾け、必死に作った。
とにかく、与えられた役を一生懸命やる、
それだけ。
だから、負い目はあるんだけど、いまは積極的に、こういう作品にかかわりたいし、
できる限りたくさん見たい。
(マネージャーに「戦争もの、出たい」というと、きまって「女はほとんど出てこないんだよ」といわれてしまう)

終戦から今年は67年。
戦後100年をめざしましょう。
戦後100年の年には日本にノーベル平和賞が贈られるかもしれません。
国内の問題は多々あるけれど
誇れる国であることは、きっと、国民にとって大きな希望になるでしょう。
私はその頃72歳。
いきていれば・・・だけど。
できれば、芝居を続けていたい。

お汁粉を食べながら・・・・・

~本日のありがとう~
講座でいつもお菓子を配ってくださる。
中には地方の銘菓が。
どなたかが買ってきてくださっているんですね
ありがとうございます。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2012-01-22 12:12

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