第3舞台がファイナル公演というので、
これは、演劇界の歴史の節目を目撃しなければ!と見に行った。
紀伊国屋で8400円というのは、清水の舞台から飛び降りるような
勇気のお値段だが、なんといっても、鴻上様ですから!!
会場はもちろん満席。
私はキャンセル待ちで運よく入場できたのだが、
それだけ、いままで第3舞台に夢をもらった人が
多いということなのだろう。
私が初めて第3舞台の存在を知ったのは
高校生の時。
同級生のKが、異様なファンで、
その影響で本を読んだりしていた。
それまで私が見ていた芝居とは全然違うタッチで
最初は若干抵抗があった。
私は高校時代は劇団四季ばかり見て、そのあと、
今とは180度違う演目のスタジオライフに夢をもらって
その後、新劇の世界にずぶずぶはいっていったのだが
ちゃんと、第3舞台の公演を見たのは20代半ばのころ。
10年という勇気の充電期間をへて、
そして今回の封印解除&解散公演という
衝撃的なイベント。
どこまでもドラマチックなのだが
それぞれの方がいま、きちんと活躍なさっていて、
そういうことが、この劇団のすばらしいところだと思う。
劇団の存続は、どこでも苦労するところだと思うが
その原因の一つが、
作家ばかりが売れてしまって、劇団内の俳優が取り残されてしまうこと、
(まれにその逆もあるけれど)
劇団の中の格差というのは、実力世界なら当たり前かもしれないけれど、
ともに、創作してきた仲間の中で格差ができ
離れてゆくというのは寂しい。
でも、第3舞台は、みんなが元気で
そのことが、演劇人をも明るい気持ちにしてくれる。
さて・・・・
友人の劇団も充電期間に入った。
充電って、本当に充電なのかなと思うこともあるけれど、
時間の使いかたは人ぞれぞれ。
また、舞台で会えるといいね!!
~本日のありがとう~
来年は東北でチャリティ公演目指します!
きっかけを下さったTさま、ありがとう!
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2011-12-07 00:12
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