あらゆる催しが中止になっているのは、なにも
お客さんが集まらないということだけではない。
劇場で催しをしていると、
そのし様電力を知っている人たちから苦情が来るという話を昨日聞いた。
たしかに、
公演をするときには異様に電気を使う。
先日も、コブクロだったか、ゆずだったか、
とにかく男性2人組の歌手が、
「最小限の電力でライブを行いました」というのが
ニュースになっていた。
私たちがやろうとしている演劇で
じゃあ、どれくらい使うのか・・・
天井からつられている照明機材。
これ1灯で、電子レンジ1つ分。
私が公演をやろうとしているシアターグリーンの中の
一番大きな劇場で、
舞台をすべて明るく照らそうと考えると、
これが24灯つかうという。
つまり、天井で電子レンジ24台、つけているということだ。
で、これを2時間弱・・・・・・。
もちろん、つけっぱなしにするわけではない。
でも、他でもエアコン、ロビーの照明、
楽屋では電気、エアコンのほかにドライヤーも使うだろう。
昨日照明さんと打ち合わせをしていたとき
「節電モードでいきますか?」といわれて
改めて考えてしまった。
いままで、楽屋でつけっぱなしになっている電気、
ドアを開けっ放しのままつけているエアコンには
口うるさく注意をしてきた。
だが、作品に使う電力については、
どこか「創作には惜しまず使おう」という気持ちがあった私。
これは、電気に限ったことではない。
セットを作る材木。
どこの劇団も、材木が手に入りにくい状態で、工夫を迫られているという。
私も、勿体ないと思って、保管しておいた前のステージの材木を
今回はふんだんに使うことにしたが
それでもある程度は買わなければならない。
東北の復興に、材木が大量に必要なこのときに・・・・
さすがに、「自粛」がせまられる。
野球と違って、昼間やれば電力が節約できるという問題ではないし、
つくづく、わたしのやろうとしている活動は
反エコ活動なのだ。
しかし、照明さんの知恵を駆りながら、
作品に効果的で、かつ、エコプランを考える。
節電を逆手に取った創作を!!!
やらねば。
~本日のありがとう~
Fちゃん、めーるありがとう。
Trackback(0) Comments(0) by 鯨エマ|2011-04-24 08:08
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