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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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四半世紀の願い

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小学校の図書館にあった、さねとうあきらの「地べたっこさま」。
この童話集のなかには、
自然と人間と心がいっぱいつまっている。
せつない物語も多いが、
それがかえって私の心に響いていた。
中でも「南蛮きつねつき」と「おこんじょうるり」は大好きで
かんじゅく座の朗読劇の中でも使わせていただいた。

学校を卒業するとき、この本のことだけ、よくおぼえていて、
どこかで買おうと思ったのだが、すでに絶版になっていた。
だから、つかいたいときは、いつも近所の図書館に借りにいく。

こんなにすばらしい本が絶版!!??

図書館でも、あるところとないところがある。
本当に貴重な1冊なのだ。
著者のさねとうさんは、
私が「おこんじょうるり」を劇中劇に使いたいとお願いしたとき
「どうぞどうぞ」と快く了解してくださった。
私が。主役のキツネを、タヌキにしてやりたい、と、
ムチャクチャなお願いをしたときも
「作品は、作者を離れたら一人歩きしてゆきますから」と、
(快くかどうかは、わからないが)了解してくださった。
それくらい、いろいろなときに使わせていただいている
大好きな本なのだ。

それが!!

今朝、早い時間に図書館を訪れた。
最近節電のため、開館時間が縮小されており、
9時半から17時までという
社会人には迷惑な設定になっているので、
稽古のない今日、朝一番で向かったのだ。

地下に視聴覚コーナーがあり、その手前に、リサイクル本が入ったワゴンが置いてある。

なにげなく、つかえそうな童話がないかと
のぞいてみると、なーんと、あの
「地べたっこさま」が、あるではないの!!!
神様!!
欲しかったんです。
この四半世紀というもの、ずっと!!

地震がきたら、この本を持って逃げよう。
「地べたっこさま」の心があれば、生きてゆけるような気がするから・・・

追々、内容の解説をいたします。

~本日のありがとう~
手作りパン、いただきました。ご馳走様でした。
稽古をみに、振り付けのYがきてくれました。
稽古場に同年代が来るとほっとする。
ありがとね。存在だけで大感謝。

Trackback(0) Comments(5) by 鯨エマ|2011-04-09 11:11

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