六本木は、俳優座劇場へかよう1週間。
大江戸線があるので、わが家からは20分でついてしまうのだが
家から直行できることなどは殆どないし、
10円でも安く行こうという思いから
営団地下鉄を利用しがちだ。
今週は、劇団銅鑼さんの公演が
この俳優座劇場であり
週末に、音声ガイド(視覚障害者のための副音声)をつけるので
リハから本番の前半戦までは
作成とオペの練習に通うのだ。
さて、この六本木という場所・・・
生まれてはじめておとずれたのは、
俳優座の芝居を見に来たときだった。
たしか、高校1年生だっただろうか。
右を向いても左を向いても、黒人ばかりだなあという印象の街だったが
いまは、決してそんなことはなく
ヒルズの物価は高いものの
周囲はチェーン店ばかりの、ごくごく普通の街になった気がする。
高校3年のとき、俳優座の試験をうけにきて、
もちろん落ちて、
そのご、養成所時代は、気合を入れてクラブなどに通った。
もちろん、のりが悪すぎて、
どこまでも馴染めない田舎のネエチャンだったのだが
黒人にだけは異様にモテテ、
「私はやはり、国際結婚をするんじゃないだろうか」と
真剣に未来を予想していた。
もちろん、そんなことにはならんかった・・・
その後も、数々の衝撃的な思い出が
この六本木にはある。
バイト先のお客さんに、つれてきてもらったスナックでは、
世界各国の国籍を持つお姉ちゃんたちが
ソファを埋め尽くし、
その、カタコトの日本語による接客が1時間半で25万円だった。
もちろん、私が払ったわけではない。
某劇団の制作部長さんが、
鮨をおごってくださるというので、ついていったら、
見事に大当たりで、
2件目のバーのトイレで吐きまくったこと。
コムスンの面接にいって
史上最悪な静電気に襲われたこと、
撮影の待ち時間、寒さで死にそうな思いをしたこと、
ヒルズに初めて潜入したとき、
2本で2万6千円の桐の箱に入った羊羹を見つけてしまったこと
美術館へ行ったら、
ドデカいポスターになっている目玉商品の絵画が
実は30センチくらいの小さな絵で
群がるオバサマたちの集団に押され
ほとんど見れなかったこと、
などなどなど・・・・
最近はオーディションで行くことが多い。
寄り道せずに、帰って来ることが殆どだ。
この一週間の間に、一度くらいは
劇団の方々と呑みたいと思ったが
その時間もなさそうだ。
打ち上げも、今回はでられない
せめて、某店には、たちよろうか。
敷居の低くなった六本木、
明日は寄り道してみよう。
~本日のありがとう~
横浜のIさま
声をかけてくださってありがとうございました。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2011-02-23 23:11
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