私が演劇講座を受け持っていた市民大学で、
今度は生徒として参加することになった。
戦争と平和学シリーズのひとつ、
「現代社会の差別とその克服」。
先生はルポライターの鎌田慧さん、
受講生は、15人くらいはいただろうか、
ここも、やはり高齢者が多いのだが
私と同年代(に、みうけられる)人も、3~4人いた。
第1日目は「日本人にとって沖縄とはなにか。」
この壮大なお題目で
講座はたったの90分なのだから、
ちょっと掠る程度になってしまうかなと思ったら、
非常に興味深い話が聞けた。
沖縄で非暴力の抵抗を続けてきた農民の話も、
それだけにとどまらず、
成田空港で頭上40メートルの所を
ひっきりなしに飛行機が飛びかうなか、
ひとり居座っているオジイサンの話や
組織の中における個人の話など
いろいろ飛躍していった。
講座のあとに、受講生と酒を飲むのがすきだという
鎌田さんの誘いで、そのまま飲み屋に流れたのだが
普段、大勢で飲むのが苦手なワタクシも、
まううことなくついてゆき、
初対面の10人で、遠慮なく話し合った。
座学は、座学にとどまらず
世界はどんどんひろがる。
現場から離れた所で話し合っているぶん
気楽なのだが、
それでも、10人で話すと、それだけ話は立体的になってくる。
どうどう巡りの部分もあるが、それはそれ、
家で、ひとり、ニュースを見ているのとでは
大違いの世界がそこにあった。
知らないことが多すぎる。
余計なものを見ないで生活するという道もあるけれど
私は、疑問符を持ってしまう人間。
急に水曜の夜の時間が
空くようになったのも、なにかのご縁か・・・・
5回、しっかり参加しようと思う。
~本日のありがとう~
「衣裳にいかが?」といただいた喪服を
使い切れずに、お返しすることになった。
本当はとっておきたかったのだが
物理的に難しくなってしまった。
申し訳ない・・・でも、お気持ちに感謝です。
Trackback(0) Comments(4) by 鯨エマ|2010-10-07 09:09
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