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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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解体社、初体験。

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舞踏になるのだろうか・・・・
パンフレットには「パフォーマンス」とあるけれど。
不思議なチラシに魅かれて
御茶ノ水のアトリエへ行くことになった。

このチラシを下さったのは、
私と、同じ障害者の介助に入っている
オジサンからだった。
このお年で、ヘルパーの仕事を始められるとは
いったい、どんな素性の方かなと
興味はあったのだが、いつも交代時間にすれ違うだけで
あまり深くは話したことがなかった。
その、見た目、普通、でもちょっと猫背のオジサンが、
「これ、やるんで・・・」と、くださったチラシが「解体社」。

旗日だというのに、夜20時からの開演で
アトリエといわれる場所は、マンションの地下だった。
私が舞踏に抱いているイメージは、決して悪くはないのだが
舞踏と、あのオジサンが、どうにも結びつかなくて
どんなことが見られるだろうと、ワクワクして向かった。

開演前に、トイレに行こうとすると、
オジサンが、車椅子客の介助をしていたのに遭遇。
普通にトレパンはいている。
開演直前だから、鏡に向かって白塗りでもしてるのかと思ったら
そのまんまだった。

はたして、開演すると、全裸の女性があるきだした。
(もう千秋楽終わっているので、内容にも触れてかきます)
わたしも昔は、美術モデルなんぞやっていたので、
平気で人前で全裸になっていた。
いまは、とても無理だ・・・。
そのころのモデル仲間で、やはりこうやって舞踏をやっている人がいた。
ストイックを全身であらわしたような体だったが
彼女に比べたら、今日の出演者は、
みなさん、そういう悲壮感はなく
適度に肉付いていて、ちょいと中途半端な感じがした。
そうか、体型って、すごく印象がかわってしまう要因なんだなと感じる。

オジサン、登場。
全裸にはならなかったけれど
労働者のような体で出てきた。
なんの違和感もなく、そこに、居た。
猫背で舞踏。
こんなん、初めて。

全体的には、なんのこっちゃ、わからなかったし、
言葉もマイクが近すぎて割れまくってて、よくわからないのだが
こうやって、超マイペースで、作品を創っている人がいて、
それに、身近な人が関わっていて
こうして、それなりに集客しているということが、
なんとなく、おもしろい体験だった。
みんな、なにを考えながら動いて、
なにを思いながら見ているのだろう。

「打ち上げやるから、のうもうよ。」
とオジサンにいわれるが、
書くべき原稿と、録るべき声と、練るべきセリフを思うと
そう、安心して飲んでもいられない。
すぐにお暇しなければならなかった。
でも、やっぱり、いろいろ話をきいてみたかった気もする。
公演後の呑みの席にはあまり行かない私が
めずらしく、後悔・・・・また、介助の現場であったら、話してみよう。

~本日のありがとう~
再三パンクする自転車に
泣きたい思いで修理に行く。
自転車やさんの丁寧な説明に、
すこし、心が和む。
そういえば、この方は前代、ウィンディを託した方だ。
私の愛チャリにとっては、主治医になるだろうか。
今日もありがとうございました。

Trackback(0) Comments(1) by 鯨エマ|2010-09-21 22:10

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