ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

4周年

このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年の9月5日、かんじゅくざ、最初の稽古の日だった。
13人の熟年男女があつまって、
私もたどたどしく、初めての稽古をした。

あれから丸4年。
芝居の稽古とは、こういうものだ!という既成概念と戦いながら
どこでもみたことのない、稽古をすすめつつ、
とにかく、1度でいいから、
みんなに舞台に立ってもらうことを目標に、
稽古をすすめてきた。

大きな変化があったのは
第1回目の公演「赤い川の谷間」がおわったとき。
一致団結、稽古の成果、観客のエネルギーなど、
初めての感覚を味わって
「続けよう」「もっとやろう」と、
いいエネルギーが生まれた瞬間だった。
試行錯誤を繰り返しても、
こだわる所にこだわり続けてよかったと、
私も続ける意欲を覚えた。

しかし、集団は常に変化し続ける。
メンバーが一人変われば、全体が変わる。
個人も、生活状況は常に変化していて、
つい先日まで元気に参加していた人が
心身ともに急変してゆく瞬間もあった。
まるで、芝居のようなのだ。

3回目の公演を終えたときには
人数がいきなり倍以上に増えた。
体制も、大きく変わらざるを得なかったが、
新しい風が、きっと、いいエネルギーを入れてくれるだろうという
確信のない希望を抱いて、2組に分けた。
でも、人数が増えても、決して安定することはない。

荒波にユラユラしながら、航海を続けているかんじゅく座ボートだが、
ここまで続けてこられたのも、
ずっと支えてくれている、2人の講師があってこそだった。
そして、あらゆる変化に、何も言わずについてきてくれた
旗揚げメンバー、8人。
「続けること」「変化に身を任せること」
この2つは、実は一番難しい。
旗揚げメンバーとは、感謝をこめて、
一度ゆっくりと酒を飲みたいと思っているが、
こうやってメンバーが増えると、
一部の人だけで飲むというのもまた難しい。

5周年になるころは、かんじゅく座にとって、初めての大きなイベント、
全国シニア演劇大会2011が、待っている。
たくさんの劇団と関われば、
いろいろなものが見えてくるだろう。
でも、私たちは私たち、
マイペースに、元気に、夢のある活動を
続けてゆきたいと思う。


(写真は、旗揚げメンバーによる第1回公演
「赤い川の谷間」終演後、全員舞台の上で。)

~本日のありがとう~
たまたま昨日の講師ミーティングは、
全員の予定が夜に合致したため
納涼会を兼ねることになった。
思えば、4年間やっていて、講師だけで飲むのは初めてだった。
話せば話すほど、この協力体制がなければ
続けられなかったことを痛感する。
ほんとうにありがとう!
そして、今後とも宜しくお願いします!!

Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2010-09-05 08:08

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)