月1回の、稽古場抽選会を終えた帰り
こげるような暑さの新宿通りに
今日もカンバンを掲げてたっているおにいさん。
そうだ、そろそろやらなきゃ・・・
こんなワタクシでも、多少は社会貢献できることがある。
それが、献血。
年末以来だったので、8ヶ月ぶり。
新宿には3箇所、献血ルームがある。
都庁、
西口ロータリー、
そして、ここ、東口紀伊国屋隣の6階。
その日の忙しさにあわせて
使い分けるのがよい。
都庁はいつでも空いているので
成分献血を待たずにしたい人向き。
じっさい、ここにいくと、しつこく成分献血を勧められる。
西口は、通りすがりのサラリーマンが多く、
狭いので、成分献血はできない。
ほんと、通りすがりにちゃちゃっとやりたい人向け、
(といっても、45分はかかる)。
東口は、まあ、いってみれば、
献血以外に目的がある人向けかな。
雑誌読みたい、テレビが見たい、占いしてもらいたい、
お菓子食べたい、すずみたい・・・・などなどなど
私もゆっくり本が読みたいと思った。
献血しつつ、すずみながら本を読めることの魅力ったら・・・!
待たされること15分、
それでも、看護婦さんいわく、
いつもよりずっと空いているという。
まえに、この東口の献血ルームに来たのは
何年も前だと思うが、
看護婦さんの態度がかわっている。
昔は、てきぱきと人を交通整理し、
着実に処理をしてゆく、頼もしい戦士のようなイメージだったが
今日はどうだ。
まるで、私たちはお客様、
扱いは、エスコート、
サービス業のようだった。
いろんな人が来るであろう、この東口献血ルーム、
努めて平身低頭にしていらっしゃるのは
トラブル回避のためだろうか・・・
看護婦さんも大変だ。
あ、看護士さん、でしたね、失礼。
私は効きすぎる冷房の中で
(持参していた上着を羽織ろうとすると
ブランケットとタオルまで持ってきてくれた。
至れり尽くせりだ。)
400mlの血液を出しながら、本を読む。
臨床心理学者、河合隼雄さんの「大人の友情」
このなかの、「友人の自殺」というページに
おもわず涙しながら・・・
血も涙も出して、1時間後に献血ルームを出る。
手術を余儀なくされている方たち、
がんばってくださいな。
~本日のありがとう~
私は8年ほど前、献血ルームの芝居を書いたときに、
取材のため、都内の献血ルームを
ひたすらまわっていた。
それだけでは、血が足りなくて、
赤十字のボランティア登録をして
何回か、ボランティアにはいったことがある。
献血ルームで、私たちが居心地よく過ごせるように
配慮してくれているのは
ボランティアのみなさんなのだ。
今日はお世話になりました。
ありがとうございました。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-08-28 15:03
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)