新宿はG街、ゴールデン劇場で
ドキュメンタリー映画「Nagashi~その名はマレンコフ~」が
公開になるというので、観にいった。
60年以上、新宿で流しを生業に生きていた
通称マレンコフさん、昨年亡くなって
生前から彼を追いかけていた監督の大上さんが
心を込めて仕上げられた作品。
映画を観る前の、私のマレンコフさんの印象といえば
とにかく、ギターが下手。
たしか、一度、文句を言ったこともあったと思う。
誰でも言うことだが
歌集のページを全て覚えていて
歌う人に合わせて伴奏を付けてくれるのだが
「このおじさんは、酔ってるんじゃないだろうか」と思ったことがあるくらい。
しかし、そんなマレンコフさん、
カラオケという強敵にも負けることなく、
その人柄と、不思議な魅力で、
60年、続けてこられたのだ。
古びた服を着ているのに、
どこまでも、生活感がない
仙人みたいだった。
その、私が想像することが出来なかった、彼の裏側に、
カメラは迫るのである。
息子、妻との関係、
1人でギターを爪弾く姿、
書き残したノートの汚い字・・・・
どれもが、マレンコフさんだった。
時代が見える映画。
今回は、3日間のみの上映だが、
(20日・水曜日まで)
またきっと、いたるところで上映されることを祈って・・・・
~本日のありがとう~
この映画のチケットを
一生懸命に売っているのんちゃん、
どうもありがとうございました。
私も宣伝するね。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2010-01-19 17:05
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