かんじゅく座、たまにやっているスタッフ講座。
今回は舞台監督のS氏をおまねきする。
私の主宰する海千山千を、すでに2階、
そして昨年の横浜での野外劇でもお世話になった。
氏は、かの有名なジァンジァンの小屋付スタッフさんだったことや、
とにかく、手広くイロイロとなさっているので
実は共通の知人がけっこういた・・・・というのは、
比較的最近わかったこと。
とにかく、落ち着いていて、建設的で、
もちろん、悪い噂などは聞いたことがなく、
私のように短気な演出人には、
必須の「縁の下の力持ち」である。
喋ること1時間以上、
「できません。」といっていたS氏は、
意外と饒舌だった。
メンバーからも質問がポコポコとびだし、
なんだか、話しやすい、柔らかな空気が流れる1時間半だった。
これも、人徳、人徳。
さて、ジァンジァンの話が出たついでに、
私の初めてジァンジァン体験の日の思い出をひとつ。
その日はダンスの公演だった。
とくに、知っている人だったわけではないが
ジァンジァンというところに入ってみたくて、
だれでもいいから見てみようと思っていったのだった。
客席はガラガラだった。
しかし、このダンサーは、名前だけはよく見かける・・・・
ええ、この劇場だけだけれど。
果して、初めて舞踏を目にし、
私は途方にくれて劇場を後にした。
なによりも耐えられなかったのは
ダンサーの骨ばった体だった。
よくいえば、鍛えられた、
悪く言えば・・・・・ま、いいでしょう。
女は太っているほうがいいかも、と思った。
そして、のたくりまわる蛇の様な表現に
まったく魅力を感じることはなかった。
帰りに私は、西武デパートに寄り道したような気がする。
デザイナーズコレクションの
細身の服がずらりと並んでいたのだが
まったくほしくなかった。
そしていま、あの頃より10キロほど太った私・・・・
もう、これ以上はふとりませんように。
~本日のありがとう~
夜、上映会に御尽力くださった
スタッフのみなさん、
ありがとうございました。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2009-09-30 02:02
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