ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

稽古場探訪

このエントリーをはてなブックマークに追加

毎日どこのチャンネルをひねっても
(ひねっている人はもうほとんどいないでしょうね)
芸能人と覚せい剤の話題ばかり。
ほとんど、夏休み独占の勢いだ。

華々しい世界とはかけ離れた弱小俳優の私は、
下北沢で稽古をしている某プロジェクトの稽古場を
見学にいった。
そこで、偶然十年近く前に、Kという監督の自主制作映画で
お世話になったO氏に再会した。
ぱっと見て、一瞬わからなかったが、
御名前をきいて、すぐに蘇ってきた。
そういえば、川崎の河原で
さむいロケをやったことがあったっけ。
たしか、幸薄い女の役だったわ・・・。

稽古場に来ていた照明のAさんも、
以前お世話になった方だ。

小柄な体で、働きまくっている
なんとも男らしく、かわいらしい照明さんだ。
最後に御一緒させていただいた、私の制作する舞台の話が出た。
これも、10年前のこと。

非常に厳しい現場だったその舞台は
それを機に、絆が強くなった人、
ぶっち切れてしまった人、
いつのまにか、なしのつぶてになった方、
細く長く続いている方など、さまざまいるが、
私にとっては、6年ほど在籍した劇団を辞めるときの
直前の舞台だっただけに、
その「辛さ」のほうが、強烈に印象に残っている。
「あんときは、たいへんだったわ~~~。」
と、私が言うと、Aさんは
「え?そんな風に見えなかったけど?」

はあ・・・・、ま、そんなものかね。
私の記憶では、当時、彼女も渦中の私をみながら、
それでも、どうにもできない状況のなかで、
プロ意識高く、振舞っていたスタッフの1人だったのだけどなあ。
全て出来事をプラスの方向に転じてゆける人、
私のように、忘れられない感情を踏み台に突き進む人、
これもそれぞれね。

そんなAさんとも、最終的には覚せい剤の話に。
「あいつだって、やってるのにね~~~。」と、
芸能人の名前を挙げながら。
そう、本当に蔓延しているのだよ。
マスコミの取り上げ方が、どうしようもない。
夏休みなんだし、これをきっかけに、
子供たちにしっかりと教えていかなければならないのに。

~本日のありがとう~
沖縄の南洋群島帰還者会の会長さんからおたよりをいただいた。
6月になくなった前会長さんのあとをひきつぎ
お忙しい中、わざわざありがとうございました。
あの映画「マンゴと黒砂糖」は、戦争ものだけに、
夏しかお問い合わせがないのですが
私はこれからもずっと、
細く長く、皆さんの声を若い世代に伝えてゆきたいです。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2009-08-13 13:01

[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)