毎日どこのチャンネルをひねっても
(ひねっている人はもうほとんどいないでしょうね)
芸能人と覚せい剤の話題ばかり。
ほとんど、夏休み独占の勢いだ。
華々しい世界とはかけ離れた弱小俳優の私は、
下北沢で稽古をしている某プロジェクトの稽古場を
見学にいった。
そこで、偶然十年近く前に、Kという監督の自主制作映画で
お世話になったO氏に再会した。
ぱっと見て、一瞬わからなかったが、
御名前をきいて、すぐに蘇ってきた。
そういえば、川崎の河原で
さむいロケをやったことがあったっけ。
たしか、幸薄い女の役だったわ・・・。
稽古場に来ていた照明のAさんも、
以前お世話になった方だ。
小柄な体で、働きまくっている
なんとも男らしく、かわいらしい照明さんだ。
最後に御一緒させていただいた、私の制作する舞台の話が出た。
これも、10年前のこと。
非常に厳しい現場だったその舞台は
それを機に、絆が強くなった人、
ぶっち切れてしまった人、
いつのまにか、なしのつぶてになった方、
細く長く続いている方など、さまざまいるが、
私にとっては、6年ほど在籍した劇団を辞めるときの
直前の舞台だっただけに、
その「辛さ」のほうが、強烈に印象に残っている。
「あんときは、たいへんだったわ~~~。」
と、私が言うと、Aさんは
「え?そんな風に見えなかったけど?」
はあ・・・・、ま、そんなものかね。
私の記憶では、当時、彼女も渦中の私をみながら、
それでも、どうにもできない状況のなかで、
プロ意識高く、振舞っていたスタッフの1人だったのだけどなあ。
全て出来事をプラスの方向に転じてゆける人、
私のように、忘れられない感情を踏み台に突き進む人、
これもそれぞれね。
そんなAさんとも、最終的には覚せい剤の話に。
「あいつだって、やってるのにね~~~。」と、
芸能人の名前を挙げながら。
そう、本当に蔓延しているのだよ。
マスコミの取り上げ方が、どうしようもない。
夏休みなんだし、これをきっかけに、
子供たちにしっかりと教えていかなければならないのに。
~本日のありがとう~
沖縄の南洋群島帰還者会の会長さんからおたよりをいただいた。
6月になくなった前会長さんのあとをひきつぎ
お忙しい中、わざわざありがとうございました。
あの映画「マンゴと黒砂糖」は、戦争ものだけに、
夏しかお問い合わせがないのですが
私はこれからもずっと、
細く長く、皆さんの声を若い世代に伝えてゆきたいです。
Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2009-08-13 13:01
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