「ゆたり」ゆとりと情緒に満ちた暮らしのエスプリ

春風の贈り物～～♪

先月、年賀状で、
役者仲間の一人が結婚したことを知った。
同い年の某新劇劇団に所属していた女優Ｆさん。

Ｆさんとの出会いは、もう４年前か？
太った女優を探していて、これがなかなかいなくって、
しょうがないからネットで探していたとき、
本当に理想的なぽっちゃり、ズングリ、の画像と出あったのだった。
早速、所属劇団に電話し、「あいたいんですが！！」
果して、待ち合わせの新宿アルタ前に現れた彼女は
中肉、小柄な、身なりの美しい女性だった。
彼女の目の前で、「どこにいらっしゃいますか？」と、電話をかけたら、
目の前で携帯をとったのが、彼女だったのだ。
アンビリーバボー！！

そう、こういうことはよくある。
プロフィールと実物が全然違うって。
しかし、普通は逆だよね。
実物に会って、写真よりずっとふけていてがっくりするパターンが多いのだが、
Ｆさんは、違った。
しかし・・・・
私が探していたのは明らかに３枚目の女優で
このときは正直がっかりしたのだった。
だけど、そのままさよならするのもなんなので、
近くの喫茶店で、少し喋ることになった。

結局、そのあと２回もうちの芝居に
出演してもらうことになった。
会ってナンボだね。

はい、前置きがながくなっちゃったけど、彼女が知らないうちに結婚していた。
なかなかお祝いを買いにいく時間がなく、
今日、夜勤明けにようやくデパートへ行く。
ここで、何組のカップルに、お祝いを買っただろう・・・・というくらい、
御用達の食器やさん。
店中、春の陽気に包まれていた。
桜のシーズンを待ちわびる、ラインナップ、
そして、来週にやってくる、ひな祭り
日本はどうしてこうも、美しい行事が多いのだろう。
春をイメージしたデザインに惚れ惚れしながら選んだものが、これ。

写真だと、よさが伝わらないところが悔しい。
そよそよと、風が吹くようなのだから！！！
大事に抱えて、レジに持ってゆこうとしたとき、
傍らに面白い物を見つけた。

「ありが糖」という名の砂糖。

トーストなどにかけるものらしい。
急に、以前介助させていただいていた、Ｍさんを思い出す。
トーストにシナモンシュガーをかけるのが大好きな方で、
新宿のデパートに、車椅子で一緒に買いに行ったことがあった。
なかなかお気に入りのものがみつからず、
えんえん、歩き回ったっけ。

今は別の施設で生活しているＭさんに、
この桜色のお砂糖を買うことにした。

早稲田大学の正門前では、
気の早いさくらがもう花を咲かせ、
気の早いカメラマンが、それを撮っていた。

小さな贈り物だけど、ちゃんと、貴女にとどきますように・・・・

～本日のありがとう～
神戸の、とみさまかよの氏から、久々のお電話。
確かお目にかかったのは２００４年ごろか？
関西の新聞に私の記事が載っているのを見て、お電話を下さった。
彼女に頂いた、ご自身で出された版画の本がとても素敵で、
私にとって、とても印象深い方だった。
大阪に、観に来てくださるとのこと、ありがとうございます。
そして、記事を書いてくださった、読売新聞と産経新聞の記者さん、
ありがとうござました！！

by 鯨エマ｜2009-02-26 15:03