4回目の試写会が終わった。
「難しいよ」といわれていたとおり
試写会に記者さんたちに足を運んでもらうのは
なかなか簡単にはいかないことだった。
それでも3回目から2週間あけて行った4回目は
今までで一番たくさんの方に観ていただくことができた。
さて、試写の間、私が何をしていたかというと、
先日コピーしたチケットを切り分け、
ナンバリングし、ハンコを押すという地道な作業。
ハンコは、私の名前はあまりオーソドックスではないので
シャチハタがなく、結局実印で押してゆくことになる。
このハンコ、香港で作った。
かれこれ、10年位前になるだろうか。
当時は私の中で海外進出欲が旺盛で
外国によく芝居を観にいっていた。
香港演劇祭は、世界からえりすぐりの作品が集まるというイベントだった。
香港島まで毎日歩いて
1日2~3本の芝居を観ていた。
観劇で海外に出かけると、午前中は空き時間になる。
世界各国、朝から芝居をやっているところはない様で・・・
それで、ひたすら町を歩きまわるのだが
その旅の目的のひとつに、演技のいい石でハンコを作るということがあった。
今考えれば、「地球の歩き方」に頼っていただけなのだが
某有名ハンコやさんにいった。
お客さんは観光客ばかり、その時点で
地元のひとには人気ではないことに気がつくべきなのだが
私は「地球の歩き方」を鵜呑みにしていたので、
そこで石を選んだ。
仕事運がよくなるという石だった。
ダハッ!
そんな運を天に任せていたことが恥ずかしい・・・。
ハンコはとても気に入っていたのだが
盲点があった。
ハンコやさんでズラリとならんだハンコの中から
自分のお気に入りを選ぶとき、
だいたいこのくらいかな?と小さ目を選んだのだが
いざ、日本で、捺印しようと思ったら、
「印」から大きくはみ出した。
それだけでなく、ハンコケースについている朱肉に
はまりきらなかった。
それで、私は今、ハンコとともに、大きな朱肉を持ち歩いている。
トホホだけれど、文字がとても気に入っているので
まあいいかという感じ。
仕事運は・・・・これはトホホ、です。
さあ、1200枚、ぺったんぺったん、やりまっせ。
~本日のありがとう~
バーで隣り合わせた初老の男性。
映画の話をしていたら、
少々感覚を同じくするところが合ったので、
勢いで試写会に誘った。
翌日、ちゃんと、来て下さった。
「いくね。」といってなかなか
来ていただけないことが多い今日この頃、
とてもうれしゅうございました。
ありがとうございました。
by 鯨エマ|2008-11-27 11:11
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