あっちの企業でリストラ何千人、
こっちで何百人・・・・と、解雇のニュースがあふれている。
介助先でそんな話をしていたが
「この業界だけはいつも人手不足だね。」
福祉業界は、なぜいつも、こうなのだろう。
会社で机に向かってコンピューターを前に
同じ姿勢で仕事するよりも
人と話しながら、生活に密着して
程よく動いて、悪くない仕事だと思うのだが、
なぜか、なぜかいつも人手不足。
昨日、たまたま、知り合いのBarのママから電話があった。
「お客さんで、仕事を探している人がいるんだけど・・・・。」
「はいはい。」
いくらでも紹介しましょうと、意気込んでみたら、
こちらも季節によっては人手不足に陥るお仕事、
「葬儀屋さん」を紹介してくれないかとのこと。
そうねえ、これからドンドン寒くなれば、引く手数多になるでしょうよ。
しかし、私が紹介できるとするならば、葬儀屋さんではなくて
「葬儀専門の派遣会社」だけど、それでもいいのかしら?
「うん、とにかく困ってるらしいから。」
「お歳はいくつですか?」
「60過ぎてるんだけど。」
オーマイガッ。
力仕事がおおいから40以上では難しいかも。
・・・と、前に言われたことをそのまま伝えた。
たしかに、たとえ力があったとしても、派遣だから
行った先、行った先で、乱暴な言葉使いで指示されたり、
あごで使われたり、そして寒い中、外の仕事が多いから、
私も、それなりにキャリアのあるかたにはお勧めしない。
しかし、
本当に仕事が欲しいと思っているときは、
そうも言っていられないこともわかる。
で、私はすかさず、
「ヘルパー業はどうですか。」
「ああ・・・」なんとなく電話の向こうに雲が立ち込めたのを
感じ取ってしまった。
もちろん、体力的にいついこともあるけれど、
60代でも働いている人がたくさんいる。
それに、やはり人生のいろいろなことを経験している方、
これからの自分の老後について切実に考えている方のほうが、
現場の対応はうまいと思うのだけど・・・・。
さて、年末年始が近づいてきた。
CMではディズニーランドのクリスマスパレード?の宣伝が流れる中、
多くの社会人が、「うかれてはいられない」と思っているだろう。
私も二束のワラジで気が急いている。
もう何年間も、盆暮れ正月は働いてきた。
みんなが休みたい時期こそ、
人手が足りなくなる、大変なときなのだ。
いつもわがまま言って、公演の間じゅう、休ませてもらっているから
こういうときこそ、頑張らなければならない。
だけど、実は働く正月も、悪くない。
やっぱり私は仕事が好きなのだ。
人手不足にはいろいろな問題が絡み合っているけれど
年末年始、一人でも多くの人が、笑って過ごせるように
私も協力したいと思う。
自殺者の多い12月なんて、嫌だから。
~本日のありがとう~
久美ちゃん、面白い芝居でした。
悔しさをかみ締めながら、また私も創ろうと
創作意欲を掻き立てられました。
ありがとう。
by 鯨エマ|2008-11-09 11:11
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