先日、「本棚」に書いた写真集のこと、
なんと、今日の東京新聞に大きくとりあげ上げられていた。
「十七歳の地図」から20年たって、その続編を撮ったという記事だ。
今回は2001年から2006年に撮影した60人の
日常風景が収められているという。
写真家、橋口さんの生涯をかけたライフワークに
またもや、勇気を頂くことができるのかと思うと、
近いうち、手に取るのが待ち遠しくてたまらない。
モノクロ写真は、私のイマジネーションを引っ掻き回すだろう。
ここに取り上げられる17歳は全17歳たちのうち、
ほんの一握りに過ぎないが
それでも読者は、どこかに自分を投影させて
この写真集を見てゆくことになるだろう。
こわくもある。
17歳といえば、私も多くの日本人と同じく、高校時代真っ只中だった。
大好きだった大磯をはなれ、
殺風景な横浜の住宅街に引っ越した頃だ。
灰色の建物に埋もれそうな日々を
必死に、おぼれないようにもがいていた気がする。
まわりには同年代が、わんさかいた。
1973年生まれなんだから、もう大変なのだ。
いかに、私らしく、周りと同じにならないように生きるかを
考えていた。
記事によると、今回撮影が難航したと書かれている。
街中にいる17歳が減ったと、
そして、「忙しい」「目立つのが嫌だ」という理由で撮影を断られるのだという。
「忙しい」のは、たしかに私たちのころもそうだった。
習い事やクラブで忙しかったが
自分の未来は延々と続く気がしていたことが
今とは違うところだ。
最後に、希望を残してこの記事は終わる。
「カメラの向こうの17歳たちは真剣に現実に向き合い
折り合いをつけ将来に夢を持っていた。
それは、前回の撮影と変わっていない。」
~本日のありがとう~
かんじゅく座のメンバーの皆さん。
試写会の受付を手伝ってくださいといったら、
快く手を上げてくださって
ありがとうございました。
感謝です!!
by 鯨エマ|2008-10-24 16:04
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