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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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劇場入り

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劇場に入ることを、「小屋入り」、といいます。

さて、あっついなか、仕込み。
美術のわかこさん、道具のI女史、舞台監督S氏のもと、着々と
舞台が建てられてゆく。
若手男子陣も手伝ってくれて
3時ごろには形が見えていた。
出来上がってみると、模型で観ていたときには気がつかなかった
色の浮き沈み、小道具のイメージが感じられる。
想定外の事もあるが
そうか、やはり美術家は、劇場で建てたときの事を
しっかりイメージできているんだなあと、
改めて感心してしまう。

私は暗幕の歪みがどうしても嫌なので
再三、しわを伸ばしてくれるように頼んでいたのだが
これも、S氏がきちんと皺なく張って下さった。

昼の炊き出し、茄子&ジャガカレーの残り香の中
19時から場当たり開始。
今日は半ばの動きの多いシーンまで行きつくことができた。
いつも時間がかかるプロローグが、
尺が短くなったためか、早く終わった。
21時45分まで場当たりし、終わる頃に、
森田氏が最後の1曲をもって登場。
ああ、これで、全部そろった!!
もう、出来上がらなければ、他の曲を当て込もうと
覚悟していたけれど、これで、勢ぞろい。
妥協せずにすんだ。

明日の課題を残して、ロビーに出ると、
手伝いに来てくれている同級生の小池が
夕飯のおにぎりをラップに来るんでおいてくれた。
毎度のことながら、彼女なりに決め細やかな心使いをしてくれる。
今日は買い物で遠出もしてもらい
ほんとうに、助かった。

帰りに電車の中でやっとまともに喋ることができた。
小池は初演を観ているので
あんなこんな、5年前のことも思い出しながら喋り続けた。
きがついたら、また私ばっかり喋っていた。
そのときはもう、私が降りる駅だった。
また、やっちゃった・・・・。
自分が夢中になると、これである。

では、明日の朝は米山邸へ御本をとりに行くので
メチャ早起きします。
これにて、おやすみなさいませ。
明日、初日が無事に幕を明けますように。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2008-07-23 02:02

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