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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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舞台監督S氏

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今回は、土壇場で舞台監督が変更するというハプニングにもかかわらず、
ある方のおかげで、紹介していただいた方がついてくださることになり、
ほっと、胸をなでおろしていた。
このS氏がまた、スンバらしくマメに動いてくださる方で、
大変助かっている。
もちろん、今までお願いしていた方も皆さん尽力してくださっていたが、
小劇場のスタッフは、他の公演との掛け持ちが激しいので、
なかなか稽古場にいないのが常。
昔、青年座にいたころは、舞台監督さんといえば、
稽古場にずっといるのが普通だったが、
小劇場でそんなことは皆無だった・・・が!
なーんと、S氏はすでに稽古場に来てくださっており、
珍しく昔かたぎな頼れる監督なのである。
稽古場では懐かしい、あの雪駄をはいていらっしゃる。

昨日は朝から道具つくりのための搬入があり、
わが、中野新橋のレンタル倉庫から
木材を運び出した。
この運搬までやってくださった。
美術家いわく、
「鯨さん、それ、普通だから。」
わたしにとっては、感謝感激アメアラレ。

そうそう、その倉庫だが
入れておいたパネルを今回、つかいまわせるという。
これでやっと、倉庫にゆとりができると思っていたら
パネル8枚くらいではぜんぜん空く事はなかった。
1畳スペースへの引越しは断念・・・・。
まだまだ月々1万5千円は終わらない。

S氏は、小道具のことまで気にしてくださる。
「何か足りないものはありませんか?」
いつもバタバタと一人で動き、
それに見かねた出演者が「じゃあ、俺持ってこようか?」
などという事態とは違う。
私は芝居つくりに専念することができる。

これだ、このゆとりが必要だったんだ・・・・
満たされて初めて知る、「ゆとり」の大切さ。

Trackback(0) Comments(2) by 鯨エマ|2008-07-15 07:07

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