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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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外国人続々と。

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脱稿して、さあ、いっぱい・・・・と思っても
家では飲まないので(酒も置いていない)
ゴールデン街へ繰り出した。
久しぶりに来ると、新しいお店が何軒か。
そこに、前、何の店があったか思い出せない。
日常的な風景とはそんなものなのだろうか。

2~3人でかたまって、キョロキョロしている人があっちにも、こっちにも。
多分、「ゴールデン街、初体験です!」という方々だろう。
ある店の前では、ママさんが若いカップルに一生懸命
料金の説明をしていた。
チャージという感覚がわからない人がけっこういるらしい。
チャージ?おつまみ代?じゃあ、おつまみはいらないよ、
ってなことになってしまうのだ。
もっとも、大衆居酒屋さんへ行けば
チャージは要らない店がほとんど。
無理もないか・・・。

最近の特徴は外国人が多いということらしい。
私が飲んでいた店に、白人の4人グループが入ってきた。
この店のママさんであるE子さんは、英語が苦手だ。
私も中学生英語、ほかにお客さんはいなかったので、
私とE子さんと比べれば、必然的に私が通訳することに。
さあ、脳みそ全開!
ホコリが被った英語辞典を引っ張り出すかのように
酒の廻った頭にソバ茶を注いだ。
(酒に弱い私のために、いつもそば茶が用意されている)

じゃあ、まず、恒例の
「観光旅行ですか?」みたいな質問から・・・・

アイスランドからきたというご家族の話は以下のような・・・

長女「お父さんは薬関係の科学者なの。
    今回はお父さんが京都で会合があるから、
    私たちもくっついてきたってわけ。」
母「私は医者なのよ。
  全身ぜーーーんぶ診てあげるわよーーー!
   (たぶん、そういっていた)」
父「2週間くらい京都、鎌倉、奈良、東京をみて、
  明日帰国するんだけど、明日の朝行ける
  よい観光スポットはない?」
長男「・・・・」
長女「お刺身がおいしかったわぁ」
父「日本のお刺身だって、アイスランドの海から送られているんだよ。」
長男「・・・・」
母「焼酎はどうやって飲むの?」
父「歌舞伎は見られなかった。」

などなどなど、私の理解が正しければ
こんなありきたりな会話をした。

彼らの持っていたガイドブックに、ゴールデン街がのっている。
説明文を読むと、
「常連客がおおく、歓迎してくれる店と、そうでない店がある。」
然り・・・。
さらに
「ライターなどがたくさん飲んでいる」
これはどうかと思うけど・・・。
ライターだって、いろいろなところで飲んでいるだろうに。
たまたまカウンター席だから、隣に座った人と話しているうちに
職業がばれちゃうだけで、
特にライターが多いところという感じは、私はしないが。

しかし、私も職業を聞かれ
「俳優と戯曲のライター」というと、
「やっぱり!」
という態で喜んでいらっしゃった。
夢を壊してはいけないとおもい、あえて反論しなかった。

彼らが帰った後、私もE子さんも、酔いが覚めて
頭の中はすっかりクリアに。
「実は、昨日もオーストラリア人が来てね・・・」
と、E子さん。
「真剣に英会話やらなくっちゃ。」
ママ業も、いろいろ大変だ。

私はといえば、おかげさまで体にお酒が残ることなく
次の日も爽快に目覚めた。
自分の職業を「俳優&ライター」といってしまったことが妙に気になっている。
演らなきゃ!そして、書かなきゃ!

by 鯨エマ|2008-05-18 10:10

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