衣裳のセーラー服を借りるため、
かんじゅく座のマダムたち5名とともに、成城の東宝舞台へ。
ここは、5年前におまわりさんの衣裳を借りに来た。
そのときお世話になったMさんは
2月にやめられたそうで、なつかしの再会はなかった。
あらかじめ、サイズを伝えておいたのだが、
いってみると様々なサイズが用意してあった。
セーラーの前身ごろは、マジックテープのもの、
ジッパーのもの、と、イロイロ工夫の跡が残っている。
今までにいろいろな方が利用したんだろうなあ。
「アタシの言ったサイズはこれじゃないんですけど・・・。」
「私のはジッパーで、彼女のはマジックテープ、違っててもいいんですか?」
「スカーフの大きさがちがいますが・・・」
いいから、いいから、とりあえず、着てみてくださいよ。
果たして、こんな感じです!
(携帯のカメラなので、きたなくてごめんなさい)
意外と変じゃないのです、これが。
ご本人たちは、還暦過ぎてのセーラー服だから
さぞ、興奮するだろうと思っていたら
これまた平然としていらっしゃった。
いつも若いファッションを着ていらっしゃるので、
そんなに違和感がないのだろうか。
あたしなんて、初めてテレビの仕事で衣裳を着たときにゃあ、
ドキドキしたなあ・・・。
刑務所の看守の役だった。
ぜんぜん色気のない服だけど、それを着てスタジオの廊下を歩くのが、もう大女優にでもなったかのような気分だった。
当時所属していた劇団の先輩女優2人も同じ役で、
三人揃ってカチカチの制服を着たのだった。
そのときのセリフは一言だった。
「時間です。」
わたしとしては、どうしても「時間ですよ。」
といって笑いを取りたかったが
(笑いが取れると思っていたことが未熟すぎる)
まあ、そんな余裕がなくて、いまは良かったと思っている。
帰りのバスの中から外を見ていたら
犬同伴では入れるカフェがあった。
最近増えているよなあ・・・。
夕方から、劇団銅鑼の音声ガイドで、六本木へ。
制作の方が
「明日は盲導犬がきます。」
本当にその従順さ、健気さに涙が出そうな盲導犬。
視覚障害者にとって楽しめる2時間に
犬にとっては、休める2時間になりますように。
Trackback(0) Comments(3) by 鯨エマ|2008-03-20 00:12
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