ご近所様

鯨エマの海千山千　演劇・映画創作生活

BLOG by 鯨エマ

[鯨エマの海千山千] 記事数：1742

ここに引っ越してはや１年。
いまだ、同じ棟に住む住人と話したことがない・・・
これって、今どきの東京なら当たり前だけど、
ひとつ気になるのは、わが家の騒音が
どれくらい筒抜けになっているかということ。
何を隠そう、発声練習と歌の練習。
昔みたいに回覧板でもまわすなら、
「おたく、いつも大きな音が聞こえますけど、
読経でもなさっているんですか？」
なんていう交流もあったりして。
それが、隣は何をする人ぞ・・・のまま
１年というのは、こわすぎる。

先日は道を歩いていた小学生のグループに
「こんにちは。」と声をかけたら
一人が気弱に「こんにち・・・」
すると、もう一人がすかさず
「知らない人と口きいちゃ、いけないんだよ！」
あ、そー、そうなのね。
そういう教育なのね。
残念。

しかし、雪のふりしきる昨日の朝のこと。
玄関をでて、鍵を閉めようとしたら、
隣の隣の部屋から、知らない人が出ていらっしゃった。
（知ってる人が出てきたら恐いけど）
「おはようございます。」と、まあ、挨拶をしますわね。
そしたら、まあ、感じのよい方で挨拶を返してくださり
（当たり前のことのようで、無視されることもありますから）
私もさすがに自転車は断念するような積雪だったので
一緒に話しながら駅まで歩いたのでした。
クロネコヤマトの配達の方以外で
ご近所で会話した初めての方でした。

まあ、ありきたりな世間話をしたのですが
ふと、気になっていたことを思い出し
思い切って聞いたのでした。
「オタクの水道、ちゃんと出ますか？」
「水道？水ですか？お湯ですか？」
「両方」
「お湯は若干弱いけど、でもちゃんと出ますよ」

なんだと～～～～！

「え？じゃあ、排水は？お風呂のお湯抜くと、
他の排水口から水上がってきませんか？」
「それはないです」

ええええ～～～～～～～っ！

この棟の人はみな、同じかと思って
私は１年も我慢してきたというのに
なんてこった。
「それ、電話したほうがいいですよ。」
「え？だれに？」
「大家さん・・・かな？」

大家さんってだれ？
うちはどうやら分譲賃貸らしく
私と大家さんの間には多分２社くらい入っていて
もう、その連絡を考えただけでめんどくさい。
まあ、ご近所さんのおかげで知ってよかったというか、
知って傷ついたというか、
まあ、近いうちに電話してみましょう。