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[鯨エマの海千山千] 記事数:1742

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エビフライ

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やっと、やっと、エビフライにたどり着いた!!
年末から無性に食べたくて、
しかし、なかなかチャンスがなく、
もう、思いだけがピークに達して、
思わず年賀状にエビフライの絵を書いてしまったくらい。
それが・・・!

昨日のこと、前日の夜舞い込んできた仕事で
都内のハウススタジオへ。
朝から雪の降りしきる中、さすがに自転車は断念して
地下鉄を乗り継ぎ、目的地へ。
さ、さ、さぶい・・・・。
同じ事務所のK嬢、彼女も寒がりで、
控え室のエアコンを強めにつけて本番への準備をしていた。
しっかし、このエアコンというのが曲者で、
私のような乾燥肌の人間は、あっというまに肌パサパサ。
メイクがほころびそうになったので、
温かい控え室と寒い廊下を行ったり来たりしながら調整です。

さて、着々と撮影はすすみ、
終了12時30分。
いざ、帰らん・・・としたところ、
「お弁当ありますんで。」という優しい声が。
空腹のまま雪の道に出るのはなんとも寒々しいものね。
ありがたく頂戴します・・・・・と!
これです、これ!

エビフライ、ど~~~~ん!

「これ、食べたかったんです!」
もはやご馳走ではなくなってしまったエビフライに
ここまで感動する私は、さぞかしアホか、貧乏人にみえただろう。
否、そのとおりですが。

私もK嬢も完食。
しかも、すごいスピードで。
大盛り弁当だったので、目の前で食べていたスタッフさんは
驚いていましたよ。
女はよく食事を残しますがあれはいけません。
残すなら持って帰る、または、最初から断っておく。
(または、親しいなら若いスタッフにコロッケなど、食べてもらう。)
もう、米粒を残す人とか、信じられないわ、私は。
もったいないだけではないのです。
作った人の思いを考えれば、なぜ、ぽいぽいと残飯にできるでしょうか。
なんて・・・小姑のように説教しそうなので、ここらでやめにして。

なぜ、私がエビフライにそんな執着しているのかといえば、
それは幼少時代にさかのぼるのですが、
私の姉、そう、あの蒸発しちゃっている姉は
エビアレルギーで、それも並大抵ではなく
エキスをちょっと舐めただけで全身、世界地図のような蕁麻疹におそわれる、
かわいそうな子どもでした。
それで、わが家では食卓にエビフライがのらないどころか、
たまにすし屋なんかに行っても
エビと同じ包丁、まな板で調理しているんじゃないかと
母と姉がピリピリしていたので、食った気がせず、
まあ、唯一食べられるときといえば
姉が2泊3日の修学旅行に行ったときくらい。
私としては、そういうときくらい3日3食エビフライでも良かったのですが、
まあ、せいぜい一晩の夢で
またつぎ、エビ様にありつけるのは何時のことやら・・・・と
子供心に見たことのない漁港に思いを馳せていたというわけです。

あれから四半世紀、
いまでこそ、好きなだけ食べても誰にも文句を言われませんが、
今度はお金がない、ガスコンロがない、太ってはならない、の
ないない尽くし。
こうやって、ロケ弁に一本のエビフライ様が横たわっておられるのを
いとおしく眺めつつ、味わっていただくのです。

実際は、勢いあまって、真っ先にエビに箸をつけ
香ばしい尻尾も頂き、満足していたそのとき、
これでもかというくらい鋭利なキャベツの千切りが
私の喉に引っかかり、そのまま夜まで取れませんでした。
なんなんだ、あのキャベツ・・・・!
あんなにパリパリさせて、キャベツらしくない。
フライの下でシナシナになっていてこそ、キャベツなのに~~~~!

エビフライを写真に撮りたかったのですが、さすがに貧乏臭いのでやめました。

添えてあったタルタルソース、
(私はソース派なのでタルタルは必ず余ってしまう。
が、家で何かに使える!)
これをもって帰るかどうかはかなり迷うところですが、今回は断念。
貧乏臭く見えてはいけないという思いと
食べ物を捨てたくないというエコ精神のせめぎあい。
苦しい・・・。

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Trackback(0) Comments(5) by 鯨エマ|2008-01-24 12:12

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