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屋久島への旅 「開かれてある」

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屋久島には
いのちのきらめきが満ち溢れています


  
  
  
森深くには
樹齢千年以上の「屋久杉」たちが
鎮座しており
  
  
  
名前こそ知られていなくても
堂々と生きている木々がいて
  
  
  
命を終えた樹の上には
苔がむし
新たな生命が生まれていたり
  
  
  
木漏れ日からは
宝石のような光がもれ
  
  
  
所々にある風の通り道からは
爽やかな風が吹き込み
登山で熱くなった身体を冷ましてくれます
  
  
  
それはそれは美しく
森のきらめきを
心と身体でひしひしと感じながら
自然との会話を楽しむことができました
  
  
  
そんななかで感じたのは
「あ、この感覚、このきらめき
普段の公園のお散歩の時と、同じ感覚…☆」
  
  
  
そう、日常の中でも
きらきらした瞬間はたくさん存在していて
意外にも旅先でのきらめきは
日常のそこにあるきらめきと
大きくは変わらなかったのです
  
  
  
屋久島の詩人 山尾三省さんは
こんな言葉を残されています
  
  
  
「意味として立ち現れてくる森羅万象は
底なしにぼく達の前に開かれてある」
  
  
  
あらゆる現象、存在する一切のもの…
すべてはもう開かれていて
  
  
  
ただ、私たちがそのことに
気がつけるかどうか
それらを受けられる、心の状態にあるかどうかなのだと
思いました…
  
  
  
屋久島の深い自然のなかにも
そして日常のなかにだって
たくさんのきらめく瞬間が
開かれてある
  
  
  
今目の前にあるきらめきにも
屋久島と同じように
嬉しさや感動を覚えられる
そういう自分でいたいと、思うのです
  
  
  

Trackback(0) Comments(0) by yogini*kumi|2013-08-30 20:08

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