私が迷いの道にいるとき、落ち込んだとき
夫はよく言います。
「大丈夫だよ。くーちゃんは守られているから。」
そう言われて、なんとなくほっとしていた一方で
「どうしてわかるのかな…?」
「どうしてそんなにはっきりと言い切れるのかな…?」
と、思っていました。
ようやく、その意味がわかったような気がします。
昨日、夫とお気に入りのカフェにランチに行きました。
店主さんとお話しているうちに、お嬢さんの名前の由来について聞かせてくださいました。
「いつき」ちゃんというその名前は、「月(moon)」からきているのだそう。
日中忙しく働いている店主さんは、太陽を見ることよりも月を見上げる機会のほうが多かったそうです。
夜、仕事を終えて見上げる月に、いつも特別な思いを持っていたのだとか。
そして、お嬢さんが産まれたときに「月」という言葉を名前にしました。
「大きくなって、この子がお嫁に行っても、自分と娘は同じ月を見ているんだなぁ…と思えるように。」
その話を聞いた夫は、後からこう言いました。
「店主さんは、月に守られているんだなぁ…と思ったよ。」
何かを見たときに、そこから何を感じるかは人それぞれです。
「月」に特別な思いを抱き、お嬢さんへの愛情に結びついていく店主さんにとっては、その「月」が大きな意味を持つ存在です。
ご本人が「守られている」と思っているかはわかりませんが、それが「月に守られている」ということなのかもしれません。
じゃあ、私にとってそういう存在って何だろう。
特別なシンボルや、思いを寄せているものってないような気がするけど…。
私は、何に守られているんだろう…??
夫とそんな話をしているうちに、自分の周りには沢山の大切な人がいることが見えてきました。
家族や友人、ヨガの生徒さん、町で知り合う人…
気がつくと、温かい人たちに囲まれています。
「いつも皆に優しさや、笑顔や、元気をもらっている^^」
そう思っていたけれど…。
あっ!
それが「守られている」ということなのかもしれない!
皆との関わりの中で、和の中で、私は守られていたんだ…。
そんな大切なことに、やっと気がつくことができました。
周りにいてくださる皆さんに、ますます感謝の念が湧いてきます。
「いつも守ってくれて、ありがとう。」
皆さんは、何に守られていますか?
それぞれに、特別な思いを寄せるものや、存在があるのではないかと思います。
「そんなもの、私にはないなぁ~。」
そう思っている方も、気がついていないだけで、意識していないだけで
「大丈夫。きっと、きっと、あなたも何かに守られています☆」
Trackback(0) Comments(0) by yogini*kumi|2013-02-04 13:01
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