昨日は「十五夜」
見事にまん丸の、うつくしいお月様を、眺めることができました。
この「中秋の名月」を鑑賞する習慣は、唐代の中国で行われていて、日本には平安時代ごろに伝わったようです。
農村では豊作を祈って、秋の収穫物をお供えする行事でもあります。
わが家の床の間も、少しばかりしつらえてみました。
昨日もまだ夕方の明るいうちから、東の空に顔を出し始めたお月様。
眺めていると、ゆっくりゆっくりと、のぼっていくのがわかります。
時が経つのも忘れて、ずぅっと眺めていました。
夕飯時には網戸を開け放ち、食卓を窓辺に移動させて、お月様を愛でながら食事をいただきました。
お庭では、秋の虫の声。
TVの音も、ラジオの音もなく、ただ、今この地球の声が身体に染み渡ります。
月明かりに照らされて、しっとりした時間を過ごすことができました。
何をするでもなく、何を考えるでもなく、ただお月様を眺める時間。
現代に生きる私たちに、何よりも栄養そして休息の時間かもしれません。
少し心がせわしいなぁと気が付いたら、「十五夜」に限らず、お空を見上げて、お月様の光を浴びてみましょう。
お月様は、いつでも変わらずそこに存在してくれていますよ。
Trackback(0) Comments(2) by yogini*kumi|2011-09-13 10:10
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