イベントで手に入れた紫色の野菜たち。
赤水菜は甘酢に漬けると色がさらに濃く鮮やかに。
紫にんじんの内側は予想外の色と模様にびっくり。力強い香り。
そして紅首大根?と思ったら、これ、かぶなんですね。
日本の在来品種「日野菜かぶ」は旨味がたっぷり。
姿丸ごと漬け込んだお漬け物など
紅白の縁起物として食されている地域もあるようですが、
我が家では薄い輪切りにして塩漬けにしてみました。
白丸のなかにところどころ縁の赤い丸が混ざって可愛いらしい。
ルーレットに賭けるコインのように縦に積んで盛りつけてみようかな。
そしてこの葉っぱの味の濃さったらどうしたもんでしょ。
カツオ節のような旨味が出るからとその名前がついた
カツオ菜に勝るとも劣りません。
ほんのり辛味、苦味、そしてダシの素か!とつっこみたくなるような
濃い旨味のあいまった複雑な味わい。
いつもでしたらかぶの葉は菜飯の素にすることが多いのですが、
今回は汁物の具にして美味い汁をたっぷり煮出してやろうと思います。
深まる秋に日野菜かぶの最盛期を迎えているのは、
常陸太田の山間にある木の里(このさと)農園さん。
農薬と化学肥料を使わずに多品種を栽培し、
農家から直接消費者へお届けする直送販売をしています。
起伏のある土地と上手く折り合いをつけながら、
年間を通じ、チャレンジングにさまざまな品種を育てています。
と同時に、滅びつつある伝承野菜の存続にも力を入れている農家さん。
「おいしい野菜」「良い野菜」を聞かれた時に、
真っ先に頭に浮かぶお一人です。
☆木の里農園☆
http://konosato.com/about/message/
その誠実な人となりが育む野菜もまた、味も活力も力強くて骨太。
軽薄に使い古されている「大地の恵み」という言葉が
真実ふさわしいのは、こういう野菜のことだと思っています。
Trackback(0) Comments(2) by Yamepi|2014-11-05 11:11
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