伊勢屋のきんぴら団子

ほんのきもちです　　

BLOG by Yamepi

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もうだいぶ長いこと、ぼ〜っとしてるときに頭の片隅にもや〜っと浮かんでくる緑色の物体がありました。
ええ、ワタシが無意識に意識するのはおいしいものに決まってます。

水戸市下市に昔からある伊勢屋さん。
店先には餅米でできたおにぎりやお団子、あんドーナツなどが並んでいますが、ひとたび暖簾をくぐると中はノスタルジックな食堂の趣。中華そばの匂いが鼻をくすぐります。

午後の２時前くらいに訪れたのですが、10人ちょっとでいっぱいになりそうな客席がほぼ満席でした。
壁には「キーマカレーあります」みたいな張り紙があったりして…

カオスの魔法にかけられて、一瞬ふらふらと椅子に腰掛け「ラーメンひとつ」と言いそうになりましたが、違う違う。買いにきたのは「きんぴら団子」ですもの。

草餅の中にきんぴらが入っています。
最初に餡子じゃなくてきんぴらを入れようと思った人、偉いと思います。

お昼を食べたばかりでお腹ぱんぱんだったのですが、家に帰るなりすぐに１ついただきました。
あぁ何年ぶりかしら、懐かしい！

のですが、、、中身のきんぴらの味付けが、記憶の味よりかなり甘いです。

長年作り続けているお店の看板商品、そうそう味付けを変えるはずもありません。増して時代に逆行して甘くするだなんて。
きっと年齢を増したことによってワタシの味覚の方が変化したのでしょう。

そして夜。
お腹が空いたところに再びきんぴら団子を投入したところ、今度は素直にウマッ！と思いました。これこれ、この味！

というわけで、今日の教訓。
「いくら目が欲しがっても、満腹時にものを食べる事なかれ」
空腹は最大の調味料とは、けだし名言ですわね。