2週間前になりますが、十王物産センター「鵜喜鵜喜」に行きました。
道の駅とか物産センター大好きです。安くて新鮮な農作物はありがたい限り。加えてめずらしい物との出会いも多く、主婦になってから開眼した数少ないレジャーポイントです。
特に「鵜喜鵜喜」は姉曰く、変わった野菜も多くて味も良いのだとか。じゃがいものキタアカリなどは、ここで買ったのが一番甘くて美味しかったと。
今回も新鮮な出会いがありました。その一つがこれ、日本ミツバチの蜂蜜。
一般的に売られている蜂蜜は、飼育しやすく大量の蜜を集めてくる西洋ミツバチによるものです。それに比べて日本ミツバチは気まぐれで養蜂が難しく、また1つの巣箱から年に1度しか蜜を採取できないということで、とても貴重なもの。
そんな日本ミツバチの蜂蜜が1瓶だけコロンと残っていたのです。
家に帰って興味津々、一匙なめてみましたら、いやもうびっくり!
こんな味の蜂蜜は初めてです。
口一杯に広がる甘さの奥に、かすかな苦みや草の香り、きりっとした酸味もあってとても複雑な味わいです。濃厚でかなりワイルドな味だけれど、後味はさっぱり。人によって好き嫌いがあるかもしれません。
ワタシは何これ美味しい!と思った口で、いろいろ知りたくてパソコンで調べてみましたがヒットせず、思わずラベルの生産者さんに電話してしまいました。
日立市十王町の吉田善治さん。
会社員を引退した後、趣味で日本蜜蜂の養蜂を始められ、今年で5年目だそうです。県内では他にも養蜂されてる方があるようですが、こうして蜜を市場に卸しているのは、県内では自分一人だけではないかとおっしゃってました。
ちょうど9月から蜂蜜採取の時期に入ったそうで、年内一杯は随時「鵜喜鵜喜」に卸して委託販売しているのだそうです。
日本ミツバチの蜂蜜の特徴は、単一の花から蜜を採取する西洋ミツバチと違って、四季折々の多種多様な花から蜜と花粉を集めてくることです。そのため「百花蜜」と呼ばれたりもします。
日立の山の様々な花から集められた蜜はいっさい加工してありません。花粉やローヤルゼリーも混ざっていて、静かに発酵を続けています。瓶の上の方にある細かな泡がそのしるし。加熱殺菌されていないので、酵素やビタミンも生きたまま。
スプーンを入れて動かすと、たちまち泡で白濁します。
3分の1ほど食べすすんだ今は、厚さ1センチくらい、蜂蜜色したホイップクリームのような泡が表面を覆っています。おもしろい。
ワタシと同様、この蜂蜜に興味を示しそうな人の顔がちらほら浮かんできました。
今度行ったときもきっとありますように。
1瓶だけ残っていた蜂蜜、出会うべくして出会ったのだわ
そんな気がしてます
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Trackback(0) Comments(6) by Yamepi|2010-10-04 17:05
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