毎年この時期は確定申告の準備に追われ、切羽詰まった状況です。
申告準備は◯パとワタシの共同作業で、1年分の事務処理をここへ来て一気に片付けるのが常。
「もっと前からこつこつやってりゃいいじゃーん」という声が聞こえそうですし、実際ワタシもそう思うのですが、諸般の事情により毎年目を三角にしながらの、イッキ!イッキ!になるのです。
今年はいつにも増して◯パの時間がとれず、本格的に取りかかれたのが3月3日。
そう、おひな祭りの日。
毎年この日には娘二人の幸せを願って、心ばかりの祝い膳を用意するのですが、ちらし寿司はどこへやら、蛤買いに行く暇もなく。
この日休みの◯パを椅子にくくりつけ、「今日やらなかったらいつできんの、トイレに行く時間ももったいない!」くらいの勢いでムチを入れておりました。
こうして今年の3月3日は風情のかけらもなく過ぎていきましたが、お茶のお伴の和のお菓子がほんのりひな祭りらしさを醸してくれました。
お雛様は薄いうぐいす色の餡が、紫と黄緑の縞模様の羊羹を衣に見立ててまとっています。お内裏様の方は卵色の餡にピンクの濃淡の縞模様。
光の加減でしょうか、写真では実際の色がうまく出ず、少し色の修正をかけてみましたがそれでもまだ違います。和菓子の彩りとはほんとに繊細なものです。
緑色ひとつとってみても、萌黄色、花緑青、翡翠色、青碧、御召茶など、日本には色の名前が数限りなくあるのですよね。
水戸市姫子の「五條」は、素朴なお団子やおまんじゅうから職人の技が光る端正な和菓子まで、豊富な種類の和菓子が人気。お茶席用に求められる方も多く、お味にも定評があります。
店内の一角にはあんみつやぜんざい、夏にはかき氷の楽しめる甘味処を備えています。息も絶え絶えの猛暑の昼下がり、かき氷のフルコース「抹茶白玉小倉ミルク」をいただくひとときは至福の時間です。
そんななかで一番のお勧めは、やはり季節感溢れる練りきりです。ひとつひとつ昔ながらの道具を使った手作りで、手のひらの上にのる小さなお菓子に、時に清流に泳ぐ鮎であったり、岩壁を彩る紅葉であったり、さまざまな日本の景色が見てとれます。ミクロの中にマクロを現す、盆栽に通じる世界観といえるでしょうか。
ケーキとはまた違う、凛とした美しさがあります。
さて、季節外れの怪談をひとつ。
3日以降またいろいろと用事が重なり、確定申告は遅々として進んでいません。
電話が鳴るたび会計事務所からの催促かもとびくびくしているワタシ。
だって、、そこからの電話って、、聞こえるはずのない声が聞こえるんです、、、
受話器取ったとたんに、、、「コラッ!」って言われてるような気がして、、、、
こわ〜〜〜い!
*お越しいただきありがとうございます*
↑↑こちらもポチッとおねがいします
Trackback(0) Comments(6) by Yamepi|2010-03-05 19:07
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)