以前いばらきの栗について書いた時、気になる栗のお菓子について触れたが、販売は11月からとのことだった。手に入り次第追って報告、、、というわけで、そのご報告。
岩間町にある栗や小田喜商店の「栗やの栗菓子」。ネーミングもそのまんまだが、お味の方もまんま栗。まるきし栗。栗以外の何者でもない栗の菓子。菓子作りが本業だとしたら、かなり勇気がないと出せないくらい、栗そのものである。
茨城県は日本一の栗の郷。特に笠間市岩間地方は1500戸の農家のうち、約半数が栗を生産している。その一大産地のど真ん中で、地元の栗を材料に、本物の日本栗の滋味を追求したお菓子だという。
原材料は栗、砂糖、生クリーム、バター、卵。これだけで何となく味の想像はしていただけそうだが、栗以外の材料はほんとに控えめで、ほんのりした甘さとかすかな乳臭さは、栗の風味を引き立たせるための最小限である。ひとくち食べた途端、脳味噌は、栗だ〜〜!と認識する。
ただし写真を見ていただけばお分かりの通りかなり小ぶり。ちっちゃ〜!
8個入り2100円でこの大きさですかぃ、は〜、高級だ〜。あまりでかくても品がないから、大きさこのままで1個100円位だと嬉しいのにな。
この栗菓子をお贈りして喜んでもらえそうなのは、遠方で一人暮らしの親戚のおばあちゃま。堅い殻をむく力も必要なく、口当たりもソフトに、栗本来の美味しさを手軽に賞味していただけるから。でも自宅用にはなかなか手が出ないわ〜。悲しいけれど次はいつお会いできるかわかりませんわ。
もう一つのお目当てだった焼きたてほくほくの焼き栗は、栗を焼く機械を農学校に貸し出し中とかで、この日は買えませんでした。がっくし。
そして今年は、ゆで栗に最も適した甘味の強い利平栗が不作で、早くも品切れとなっていた。がっくし。
でも、他にもいろいろと栗と梅のラインナップがあるので、興味のある方はどうぞこちらをご参照くださいませ。
*岩間の栗や小田喜商店*
栗の製品をもう一つ。
楽農工房の「栗とジャージーミルクのじゃむ」。
これは季節商品なのだろうか?笠間クラインガルテンでは扱ってなくて、笠間の洋菓子店グリュイエールで入手した。
栗菓子に負けず劣らず、こっくりとした栗の味と食感が生きている。濃厚なミルクの風味が、素朴な栗を洋風なジャムに仕立て上げてる。600円はまずまず納得の価格である。
定番のジャムについては以前ご紹介したこちらをどうぞ。
*ほんのきもちです/ジャム(楽農工房)*
笠間神社の参道には年配の観光客がたくさんいらして、楽しそうに土産物屋をのぞいている。透き通った秋の日を浴びて笑顔がはじけている。お元気そうで何より。時は菊まつりの真っ最中だ。
でも菊人形見るとなぜか犬神家の一族の佐清(すけきよ)を思い出すワタシ。
なぜなの〜?すけきよ〜!
Trackback(0) Comments(7) by Yamepi|2008-11-07 20:08
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