シーズンになったら真っ先に書こうと決めていた「ウニの貝焼き」、すっかり忘れてたー!昨日姉からもらってワーイ!とひとしきり小躍りしたあと、まだブログに書いてなかったことを思い出した次第である。面目ない。
ウニの貝焼きとは、ムラサキウニの身をホッキやハマグリの貝殻に詰めて蒸し焼きにしたもので、福島県いわき市の名物として知られているが、どっこい、隣接する北茨城でも平潟港や大津港辺りで、昔から盛んに作られている。
北茨城以北ではウニのことをガゼと呼び、ワタシの子どもの頃は呑んべの父親もそれをガゼ焼きと呼んでいた。
貝焼きを作る工程は、まず2つに割ったウニからひとつひとつ卵巣を取り出し、形を壊さないようにていねいに並べる。次に一房ずつ汚れをピンセットで取り除き、ホッキ貝に盛りつける。1つの貝に3、4個分のウニがこんもりと盛られ、石を敷き詰めた鉄鍋で焼くのである。
生でいただくのも美味しいが、ワタシは貝焼きにした方が断然!絶対!ものごっつう好き!!!!!(!が5つつきました!好きさ加減MAXですっ!)
蒸し焼きにすることで余計な水分が飛び、甘さ、旨さ、コクがぐっと凝縮される。香りも生っぽい磯臭さが薄れて香ばしい風味が加わるので、生よりずっとクセがなくなる。
ウニ漁の期間は5月上旬から7月末までで、姉からもらったウニはまさに7月31日にとれたシーズン最後の末っ子ウニちゃん。ガゼ焼きファン歴は長いが、採れたて作りたての生の貝焼きなんて滅多に口にできるものではない。
生食で流通してる期間中に記事をアップできなくて、ほんとに申し訳ない気持ちでいっぱい。でもたまに無性に食べたくてスーパーで買ったりするのは(日立以北では置いてあるところも多い)冷凍物なのだが、どちらかと言えば冷凍に向いてる食品なんでしょうね、充分美味しいと思って食べている。
なので食べたことないけどトライしてみたいという方は臆せずチャレンジを。そしてそれでファンになったら、来シーズンは本場地元にお出かけのうえ、作りたてをご賞味くださいね。もちろんネットでお取り寄せもできるはず。
さて、こんな旨いものに合わせる酒はなんでしょか?
ジャジャーン、純米大吟醸「男山」〜。
こないだ兄から◯パに届いたこのお酒、ご大層にも菊花文様の布ばりの箱に入ってやって来た。◯パ、お先にちょっとやっちゃうダメなワタシを許して。
兄上、姉上、幸せをありがとう。可愛いだけの妹でごめんね、キャハッ!
(かなり理性を失いつつあります)
オーブンで軽くあっためた貝焼きから黄金色の身を箸でつまみ、わさび醤油をちろっと付けて、く〜〜〜〜〜、たまりませんなぁ!
この芳醇な香り、端麗な味わい、潮の香りが鼻孔をくすぐり……、甘みが舌先にまとわ…り………、甘露な酒……がのどを……くす、、、くす、、、くす、、、
ペッペケペーーーーーー!
(慣れない贅沢に壊れました。本日はこれにて強制終了)
*見てくださってありがとう1日1ポチお願いします*
Trackback(0) Comments(8) by Yamepi|2008-08-03 15:03
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