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ジャム(楽農工房)

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我が家の次女種フェチの○えは、収穫できる植物が大好き。去年のクリスマス前
に「サンタさんに何お願いするの?」と聞いたら「自分の畑……でも無理だよね
、アパートだもん」とうつむいた。
ーーーそんなお子さんをお持ちのご家庭に、こんなのどうでしょう。

笠間焼で有名な茨城県笠間市が、6億円の費用を投じて2001年4月に開設した、
笠間クラインガルテンのお話し。
クラインガルテンとは、ドイツ語で小さな庭という意味。キッチン、風呂、トイ
レ、ロフトがついた、ラウベという宿泊施設を備えた、滞在型の市民農園を作っ
たのである。都市部の住民を受け入れ、近隣農民との接触を図りながら農業を活
性化させようというのが狙いだ。
巨費を投じて器を作ったものの中身は空っぽという、地方財政の無駄遣いが多い
なか、この笠間クラインガルテンは大成功と言えるだろう。50区画ある宿泊施設
付き市民農園には、県内および都心から毎年たくさんの申し込みがあり、常にフ
ル稼働している。耕運機をはじめあらゆる農機具も揃っているし、農薬使用禁止
につき牛糞等の肥料は無料支給、毎週日曜には素人のための講習会も開かれる。
それで年間利用料40万円は破格の安さだという。
退職後、週の半分は今まで通りの都市生活を送り、週末は別荘代わりのラウベに
滞在して自然とのふれ合いを楽しむという風に利用している熟年者も多い。最長
5年まで更新できるが、この暮らしと別れがたく、期間満了を機にこの地にセカ
ンドハウスを持つ人もいる。

クラインガルテンにはクラブハウス、炭工房、農産物販売所、そば処などが併設
されており、写真のジャムは農産物加工施設「楽農工房」のもの。地元で採れた
材料を使って、地元のご夫人方が加工したものだ。自然食品を愛好家の友達にあ
げたら喜びそう。その種類もちょっとひねりが利いている。瓶の写真、右から

●真っ赤な主役たちのジャム(トマトと人参の組み合わせでリコピンたっぷり。
材料を知らなくても食べれば分かるくらい野菜の味が生きている。雑穀や木の実
いりのパンだと味がぶつかるので、ごくふつうの食パンが一番合いました)

●うめジャム(もろ、ウメ!酸味強し。ホットケーキなど甘味のある生地と相性
良し。ピンときて試しにお湯にといたら、あ〜ら素敵ホット梅ドリンクに)

●ブルーベリーじゃむ(あなたの知ってるその味。でも平成17年度茨城県農産加
工品コンクール最優秀賞受賞なんです。※早口で3回続けて言えるかな?)

●前川さんのジャージーミルクジャム(練乳を彷彿とさせる味だけれど、塗る感
覚はジャム。まだやってみていないがスコーンに良さそう)

他には、いちご、りんご、ヤーコンと桃の香りジャム、なんてのもあった。
ワタシがパン好きなので、母と子は週のうち4日は朝ごパン。一度に4種類のジ
ャムを開封するなんて豪勢なことは初めてで、なんだかトレビアンな食卓になっ
た。素性の良いジャムでお腹もふくれ、陽の光もご馳走のうち。

さて、◯えの夢を叶えるべく、即クラインガルテンに申し込むぺきか?
いやいや、いくら破格とはいえ子育て真っ最中の我が家、植物育てるために40万
も出せる余裕はない。せめて夢の種をひからびさせないように、とりあえずプラ
ンターでも買いに行きますわ。

» Tags:ジャム, 楽農工房, クラインガルテン, 笠間,

Trackback(0) Comments(8) by Yamepi|2008-03-21 11:11

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