昨夜は鯨ヶ丘の「Cafe結+1」にて
『ハーブ&ドロシー』上映会に参加させていただきました。
現代アートの収集に人生を費やした平凡な二人の非凡な日常。
つましい小市民が映画になるほどの偉業を遂げたのは、
コレクター特有の精神構造の成せる技ではありましょうが、
それにしても、この二人の組み合せだからこその化学反応が生じた奇跡。
そこに一貫した美意識は尊敬に値します。
アートに対して前のめりのハーブと、
微動だにしないドロシーを描いたポートレートには、
自らの美意識に従って生きる自己肯定の揺るぎなさが表れています。
ワタシにもささやかながら自分なりの美意識が備わっていると思います。
具体的に説明できるほど深く掘り下げたことはありませんが、
常識や慣例よりも、内なる声(精神的な美意識)に従って
物事決断したいと思うことがあります。
結果としてマイナーな選択は、
時に周囲の方に理解され難く映ることもあったかと思いますが、
この映画を観てあらためて、それでいいのだと思えた次第。
美意識は生まれつきのものではなく、生きてきた中で培われてきたもの。
人によって違います。
だからアートに対しても、生き方にしても、
美意識を意識することでその人らしさが際立ってもくるのです。
日本人が使っている悪い意味の自己中心的な人=egoistではなく、
もっと自由な自分本位の生き方=selfishな人になってもいいのではないか。
そんなことを思わせてくれた映画でした。
続編の☆ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの☆が
昨日から公開されています。
頑固そうな二人の信頼を勝ち得た監督は、日本人の女性。
彼女の制作秘話から得るものも大きかったです。
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Trackback(0) Comments(6) by Yamepi|2013-03-31 10:10
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